Monday, September 19

ニラの花


万葉の娘もニラの花よりか若い男に気持ちもそぞろ


万葉時代から歌に詠まれていたという。東歌に1首。「くくらみ」はニラのこと。「きはつく」は地名らしいが、音に「ソワソワ感」がある。

きはつくの岡のくくみら我れ摘めど籠にも満たなふ背なと摘まさね

「きわつくの岡にニラを摘みに来たけれど、カゴいっぱいにならないね」「じゃ、あの方と一緒にお摘みなさいよ、うふふ」

いつの時代も花より、いい男。