Monday, November 28

スイセンの花


水仙がひっそり咲き出す小庭園来る人紅葉に目を奪われて

In a small garden 
   where daffodils quietly bloom 
      visitors are captivated 
         by the autumn leaves

小さな庭園にひっそりとスイセンの花が咲きだしていた。もうそんな季節なんだと思いながら膝を折って覗き込んだ。

庭園を訪れる人たちは顔を上げて見事な紅葉を見ている人ばかりだったが、このスイセンに気づいた人はいたのだろうか。

Sunday, November 27

イロハモミジ紅葉


冬の日に耀う斑のもみじ葉は最期にそれぞれ個性を尽くす



イロハモミジが様々な斑模様に紅葉していた。

葉緑素が消えて、後に残ったカロチノイド(黄色)とアントシアニン(赤)の分布によって色合いが決まってくるようだ。

花になれなかった葉たちの最期の花とみることもできる。



Sunday, November 20

アジサイの帰り花


紫陽花もやがて落葉する季節忘れたように咲く帰り花


アジサイはまだ緑の葉を保っているが、もうそろそろ落葉の時期。

見ると花(装飾花も)をつけているものがあった。他にはなさそうだが、これも帰り花なのだろう。

Monday, November 14

ヤツデの花


水田の跡に生まれたこの団地老いたる広場に花咲くヤツデ


かつて川が流れていた暗渠。そのまわりは水田だったが、高度成長期に団地がとっても代わった。

その団地も年老いた感じになっている。子どもの姿もない広場で見たヤツデの花。

Sunday, November 13

ツワブキの花


暗渠道コンクリートの蓋のそば岩場大好きツワブキの花


コンクリートの蓋がかけられた暗渠道。道沿いの家の庭先にツワブキの花が咲いていた。

もともとは海岸の岩場の花。ちょっと似た環境ではないかな。

Wednesday, November 9

ツタ紅葉


生か死かシュレディンガーの箱にいる夢見心地で蔦紅葉見る


生き物は体の中に生と死をあわせ持って生きているように思う。

シュレディンガーの箱のように「ふた」を開けた途端に生死が決まる。

その「ふた」は急に現れてくる。

真っ赤に紅葉したキヅタ。それは死の「ふた」を開けたものの姿だ。

Tuesday, November 8

ミゾソバの花


ひとときの河原の水に癒やされて立ち去る脇にミゾソバの花


河原で清流にしばらく見惚れていた。時間がないので立ち上がって土手に戻ろうとしたときに足元に見つけた花。

久しぶりの花。何十年ぶりだろうか。



Sunday, November 6

クチナシの実


紅葉は葉っぱの特権ではないとクチナシの実も色づいている


いつも行く緑地。クチナシの木になぜか一つだけ実がついている。

前回見たときはまだ青かったのだが。今日は色づいていた。

実だから紅実?

Saturday, November 5

カリンの実


カリンの実落ちてそのまま朽ちている子どもら遊ぶ公園の隅



児童公園。子どもたちが遊んでいる。

公園の隅のりっぱなカリンの木かあった。落ちている大きな実に興味を持つ子はいないようだ。

Tuesday, November 1

ポプラの葉


ポプラの葉たちが激しくはためいて小さな木霊が騒いでるみたい


公園のポプラの木。無風だと思っていたが上の方は風があるようだ。

中国語では「風響樹」というそうだが、にぎやかな葉たち。