Saturday, October 30

ぬるでのは


ぬるでのはむしこぶだらけでそのなかにぬるではいぼけふしたちがすむ

ヌルデの葉虫こぶだらけでその中にヌルデハイボケフシたちが住む

草木散歩。ヌルデの葉一面に虫こぶができて哀れな様子。ヌルデハイボケフシ(白膠木葉疣毛節)という名のダニたちが住んでいるという。


そびえたつやまならしのきそのもとでこずゑをみあげてかぜまつをとこ

そびえ立つヤマナラシの木そのもとで梢を見上げて風待つ男

かつての横浜水道、その切り通しの土手にヤマナラシの木が立っている。葉の鳴る音を聞くために風を待つ男がいる。

Friday, October 29

あきのひの


あきのひのしみんのうゑんふとみるとほとけのざのはないまごろさくか

秋の日の市民農園ふと見るとホトケノザの花今ごろ咲くか

近所の市民農園。いろいろな野菜が植えられている。周囲の道草の中にホトケノザの花が咲いていたが、春の花ではなかったか。


すこつぷのやうなはをみておもひだすこんなのきばにさくそばのはな

スコップのやうな葉を見て思ひ出すこんな軒端に咲くソバの花

近所の古い家の軒端。白い花が咲いているので近寄って見るとどこかで見た白い花。葉の形を見てやっとソバの花だと気づいた。

Thursday, October 28

らふそくの


らふそくのかたちのあかいまねつちあわみやうはあらげくわえんさうとか

蠟燭の形の赤きマネッチア和名は粗毛火焔草とか

いつもと違う道。いろいろな草花が華やかな庭先。見覚えのある花の名を調べてみると和名の方が分かりやすいがちょっと使いたくない名前。


きじつまへとうへうにいくみちすがらこばのせんなはいまはなざかり

期日前投票に行く道すがら小葉のセンナは今花ざかり

衆院選の期日前投票に行く。いつもは通らない道を行くと目新しい草木との出会いがある。新しい名前も覚えた。小葉のセンナさん。花言葉は「輝かしい未来」。

Wednesday, October 27

にんげんの


にんげんのいとなみさかんになつたならくさきはかられるぎやくもしんかも

人間の営み盛んになつたなら草木は刈られる逆も真かも

人間が土地をきちんと管理するようになると雑草は刈り取られる。いつか植物の勢いに人間が負ける日がくるかもしれない。

Tuesday, October 26

あきばれの


あきばれのひかりのなかをでんしやゆくたまきうりようはすすきのてんか

秋晴れの光の中を電車ゆく多摩丘陵はススキの天下

秋晴の好天の一日。電車は多摩丘陵を横切りながら都心に向かう。土手にはススキが輝いているが、かつては一面のススキ原だったのだろう。

Monday, October 25

あるいへの


あるいへのにはになにかのわかめありてやうやくにはきのきられしをしる

ある家の庭に何かの若芽ありてやうやく庭木の伐られしを知る

いつもの通り道。家の庭に何かの若芽が数本出ている。そこにはユズリハの木などが植えられていたことに気づいた。


ならびたつけやきといちやうはをへらしほねぐみまたかさならず

並び立つけやきといちやう葉を減らし枝の骨組みまた重ならず

イチョウとケヤキが並んでいる広場。同時に落葉が進んでいるが、枝の骨組みもきれいに空間を分けている。

Sunday, October 24

しろきみきを


しろきみきをいちもくさんにかけくだるありよなんのいちだじなるか

白き幹を一目散に駆け下る蟻よ何の一大事なるか

用賀あたり。イロハモミジの幹を一匹のアリが大急ぎで駆け下りていく。生き急ぐのは人だけではないようだ。


みちのわきでくさきをながむるひとときはひとよりむしにちかききぶんか

道の脇で草木をながむる一時は人より虫に近き気分か

最近はよく道の脇で植物を見ている時間が増えた。というよりここ数年はまったく植物を見ていなかったのだが、ある種のサイクルか。

Saturday, October 23

ゆふかぜに


ゆふかぜにさわさわはのなるこならかなくぬぎみづきははのゆるるのみ

夕風にさわさわ葉の鳴る小楢かな櫟水木は葉の揺るるのみ

近所の雑木林の木はコナラとクヌギがほとんどで足元にはたくさんのドングリが落ちている。葉が密集しているコナラの葉音がやはり大きい。


ほとんどのはをおとしたるえごのきはいまだにみどりのみをたらしたり

ほとんどの葉を落としたるえごの木はいまだに緑の実を垂らしたり

雑木林の木の落葉のスピードはそれぞれ。エゴノキが一番早く葉を落としているが、まだたくさんの緑の実を枝に残している。鳥は食べない?

Friday, October 22

ながれゆく


ながれゆくしやさうのけしきはつとみるきくいものはなむれてさきたり

流れゆく車窓の景色はつと見る菊芋の花群れて咲きたり

仕事で移動中の電車の中。ぼんやりと車窓の外の風景を見ているとさっと黄色い花たちが見えた。どうやらキクイモの花らしい。


てつけうをわたればかはらのくさむらのいろあひすでにこげはじめたり

鉄橋を渡れば河原の草むらの色合ひすでに焦げ始めたり

京王線で多摩川を渡る。分倍河原あたりの河原が河原らしい風情。ススキやセイタカアワダチソウ以外はやはり枯れ色に近くなってきた。

Thursday, October 21

ふえいじよあの


ふえいじよあのみらしきものをきのしたにみつけてそのきをまじまじとみる

フェイジョアの実らしきものを木の下に見つけてその木をまじまじと見る

仕事で毎週行く町。道ばたの草木を眺めながら歩いていたはずなのに今日はじめて緑の大きな実が落ちているのに気づいた.


にしのかたまどよりみゆるやまなみのぬきいづるかげはいかなるやまか

西の方窓より見ゆる山並みの抜き出づる影はいかなる山か

学校の2階から山並みが見えるが抜き出て見える山は何だろうか。冬になるともっとはっきりと見えるにちがいない。

Wednesday, October 20

しよくさいの


しよくさいのしたくさすつかりかりとらるぎもんのくさはのいちごならんか

植栽の下草すつかり刈り取らる疑問の草は野苺ならんか

よく見る広場の植栽の下の草々が今日見ると刈り取られていた。それに気づく人はほどんどいないだろう。あれはノイチゴだったのだろうか。


じゆもくにもなふだをつけしものありてなをみてむかしのことおもひいづ

樹木にも名札をつけしものありて名を見て昔のこと思ひ出づ

植栽の樹木に名札がついていることに気づいた。すでに知っているものが多いが、ヤマモモやエゴノキなど葉だけでは分からないものもあった。

Tuesday, October 19

ちゆうしやぢやう


ちゆうしやぢやうあとのすきまにらんたなとえのころぐさがなかよくさけり

駐車場跡の隙間にランタナと狗尾草が仲よく咲けり

駅前の閉鎖された駐車場。舗装の隙間にランタナとエノコログサがかたまって花を咲かせている。ランタナは雑草化しやすい園芸植物だとか。


いちめんにひよどりじやうごのはなのさくくさやぶおくにあわだちさうみゆ

一面に鵯上戸の花の咲く草やぶ奥に泡立草見ゆ

空地の草やぶ一面にヒヨドリジョウゴの花が咲いている。まるでこの空地を制圧したかのように。セイタカアワダチソウは分が悪そうだ。

Monday, October 18

いつもみる


いつもみるあきちのみちくさねこそぎにぬかれてなぜかどくだみのこれり

いつも見る空地の道草根こそぎに抜かれて何故かどくだみ残れり

最寄りの駅舎の外にある狭い空地。今日見ると大勢力を誇っていたボタンクサギはもとより、それ以外の草もすっかり引き抜かれていた。小さいドクダミだけが「大殺戮」を逃れていたのは何故だろうか?


よるかへるみちにならびしだちゆらのはなこよひくびよりきられてゐたり

夜帰る道に並びしダチユラの花今宵首より伐られてゐたり

仕事から帰る夜道、ダチュラの重そうな大きな花がズラッと並んで咲いていたのだが、今夜見ると葉も花も伐られて茎だけが残っていた。冬備えか。

Sunday, October 17

ぬれそぼつ


ぬれそぼつはかげにかくれていびつなるみのありぼけのみならんとおもふ

濡れそぼつ葉陰に隠れて歪なる実のあり木瓜の実ならんと思ふ

冷たい雨が降っている。通り道の花壇の家。濡れそぼつ花や葉の中にボケの実を見つけた。ちょっとしたキッカケで新しいことに気づく。


くすのきにじゆもくいしんだんちゆうといふはりがみありてつくづくながむ

楠に樹木医診断中といふ貼紙ありてつくづく眺む

用賀の遊歩道。あるクスノキの幹に「樹木医診断中」の大きな貼紙。どこか悪いのだろうかと思って素人眼で観察してしまった。

Saturday, October 16

すずなりの


すずなりのすはうのくろきさやのみはみれんのごとくおちずにゐたり

鈴なりの蘇芳の黒きさやの実は未練のごとく落ちずにゐたり

春になると枝に蘇芳色のかわいい花をつけるハナズオウ。葉も落葉の時期を迎えようとしているのに実の方は落ちる気配もない。


いけがきのおしろいばなはかりとられかたやのこれるのぶだうのみは

生垣の白粉花は刈り取られかたや残れる野葡萄の実は

オシロイバナは雑草扱いらしい。刈り取られて生垣の上にその身をさらしている。色とりどりの実をつけているノブドウは残されているのに。

Friday, October 15

あくたより


あくたよりみづひきのはなさきいでてうへよりいくつかしろばなもみゆ

芥より水引の花咲き出でて上よりいくつか白花も見ゆ

駅舎の窓の外にはゴミが散乱。その中にミズヒキが何本も出て花をつけている。上から見ると赤い花だが下側の白い部分が見える花もある。


さらちにはかやつりぐさのはなありてむかしつかひしかやおもひいづ

更地には蚊帳吊草の花ありて昔使ひし蚊帳思ひ出づ

植物の和名は古い言葉が使われているので、その名前から昔のことを連想することがある。蚊帳と言っても若い人には通じまい。

Thursday, October 14

あきひえて


あきひえてきんもくせいはちんもくしとなりにともるさざんくわのはな

秋冷えて金木犀は沈黙しとなりにともる山茶花の花

駅への道。いつも見るキンモクセイの花はなく、まるで入れ替わるようにサザンカの花が咲き始めていた。


いつしんにくさはむやぎはさくのそとへくびねぢまげてあたまいだせり

一心に草喰む山羊は柵の外へ首捻じ曲げて頭出だせり

学校に山羊が来る日。女生徒たちが草を与えたりするが、おかまいなしに手当り次第近くの草を食べている。怖くなるほど真剣な眼。

Wednesday, October 13

とほめより


とほめよりみれどもことさらにもとめねばことしはくずのはなをみざりき

遠目より見れどもことさらに求めねば今年は葛の花を見ざりき

どこにでもあるクズの葉だが、その花は近寄らねば見つからない。見に行くほどではないと思ったのだろうか。


しよくぶつにふれぬせうせつたとへればせかいをかためでみるがごときか

植物に触れぬ小説たとへれば世界を片目で見るがごときか

小説を読むときに植物のことに触れていない作品はそれだけで不完全なものに思えてしまう。人間本位すぎる。

Tuesday, October 12

わきみちへ


わきみちへいりてみしらぬみちゆけばじふぐわつざくらのはなさきそむる

脇道へ入りて見知らぬ道行けば十月桜の花咲き初むる

尾山台駅付近。線路沿いのセイタカアワダチソウを見ながら脇道に入ると、ジュウガツザクラを植えている家があった。

みちひとつわけいりみればさまざまなくさきにであふとくわいといへど


道一つ分け入り見ればさまざまな草木に出会ふ都会といへど

都会の住宅地を歩くと郊外では見ないような植物に出会うことがある。都会ならではのこだわりのある植物。

Monday, October 11

あきあつく


あきあつくきのふさきたるはなかんなけふはきられてくきのみたてり

秋暑く昨日咲きたる花カンナ今日は伐られて茎のみ立てり

10月だというのに暑い日が続く。近所の家の花壇で咲いていたカンナの姿がない。カンナ燃え尽く、とつぶやきながら通り過ぎた。


しよくさいにうもれしからたちみつくれどらいはるはなをみることありや

植栽に埋もれし枳殻見つくれど来春花を見ることありや

千歳烏山の広場。時間があれば植物観察をしているが、今日はカラタチを見つけた。果たして来春の自分はどうなっているのやら。

Sunday, October 10

ひとなつを


ひとなつをとぎれずさきたるさるすべりえやみのやみてはなさきはつる

ひと夏を途切れず咲きたる百日紅疫病の已みて花咲き果つる

やっと新型コロナからの出口が見えた今日この頃、まるでそれを見届けたかのようにサルスベリの花も終わろうとしている。


ながきくきさながらかれしあがぱんさすかへいはかばねのごとのこりたり

長き茎さながら枯れしアガパンサス花柄は屍のごと残りたり

砧公園に続く遊歩道。脇に植えられた植栽のアガパンサスの姿を見てもしばらく何の花か分からなかった。

Saturday, October 9

しきみのき


しきみのきみつけてそのみをさがしたればわづかにひとつはかげにありぬ

樒の木見つけてその実を探したればわづかに一つ葉かげにありぬ

近所の遊歩道。以前見知っていたシキミの木をまた見つけた。その禍々しい形の実は猛毒ということで、きっと管理者が取っていくのだろう。


いうほだうゆけばめとまるみのありてむかしのままになつめはたてり

遊歩道行けば目止まる実のありて昔のままに棗は立てり

ナツメの葉も実もツヤツヤしていて美しい。青い実にまじって茶色に熟した実もある。この道はかつての水道の跡。昔の家の人が植えたものだろうか。


さいあいのつまをなくししみつひではこころのやみもてらんなしたるか

最愛の妻を亡くしし光秀は心の闇もて乱なしたるか

誤解だらけの明智光秀』を読んで。光秀は妻の煕子(ひろこ)を亡くした6年後に本能寺の変を起こしている。伝説によると煕子は美人で有名だったが、光秀と結婚する前に疱瘡をわずらい顔に傷が残った。それで同じく美人の妹を勧めたが、光秀は顔で結婚するわけではないと煕子と結婚したという。後に光秀が病気になったときにその看病がもとで煕子は亡くなったとも。伝承にすぎないが、光秀は現代人に近い感性の持ち主だったのかもしれない。

Friday, October 8

ふまれねば


ふまれねばかくものびやかなるくさかだんちのすみにおほばこそだつ

踏まれねばかくものびやかなる草か団地の隅に大葉子育つ

郊外の団地。敷地の隅に茎立ちしたオオバコが葉をのびのびとのばしている。いつも見るのは踏まれて生きる形なんだなあ。


なゐありてひとのいとなみことさらにおもへばさうもくみることもなく

地震ありて人の営みことさらに思へば草木見ることもなく

昨夜大きな地震があった。今日もその混乱が続いているが、自分もそれに巻き込まれてすっかり草木どころではなくなってしまった。

Thursday, October 7

やまちかき


やまちかきたかをのえきよりみはらせばいちやうのなみきはすゑきばみたり

山近き高尾の駅より見はらせばいちやうの並木は末黄ばみたり

高尾の駅のホームからの光景。山に近いだけあって寒暖差が大きいのか、イチョウ並木の梢がすでに黄葉している。


かはらにはすすきとせいたかあわだちさうなはばりあるがごとくにわかる

河原には薄と背高泡立草縄張りあるがごとくに分かる

かつて外来種のセイタカアワダチソウが在来種のススキを駆逐すると心配されたことがあったが、そうでもないらしい。

Wednesday, October 6

えごのきの


えごのきのこずゑにひよどりなきさわぎそのみはわれてたねおちんとす

えごの木の梢にひよどり鳴きさわぎその実は割れて種落ちんとす

エゴノキの実は有毒。ヤマガラは上手に実を割ってその種を食べると言うが、ヒヨドリは実が落ちるのを待っているのだろうか。

はのみにてそのくさのなをしるはかたくたまさかはなのさくをみてしる

葉のみにてその草の名を知るは難くたまさか花の咲くを見て知る

ずっと気になっていた大きな葉。あれでもないこれでもないと思いながら半月。やっと花が咲いている葉を見つけた。ボタンクサギらしい。

Tuesday, October 5

じふぐわつに


じふぐわつにまことのざんしよやあちこちにきんもくせいはまたはなをつく

十月にまことの残暑やあちこちに金木犀はまた花をつく

十月になって残暑のような暑い日が続く。あちこちで金木犀がまた花をつけているが、今年は「分散開花」かな。


しぬせみもほんくわいとげてゆくときはさいごのまなこすみやかなるべし

死ぬ蝉も本懐遂げて逝くときは最期のまなこ澄みやかなるべし

『生き物の死にざま』を読んだ。生き物の「本懐」は次世代に遺伝子を残すこと。彼らはそのために全生涯を賭けている。

Monday, October 4

ふみきりの


ふみきりのわきにかたまるゑのころぐさにしびをあびてみなかがよへり

踏切の脇にかたまる狗尾草西日を浴びてみな耀へり

西日が早く落ちるようになってきた。穂先が垂れるのはアキノエノコログサだというが、仲よくかたまって夕風の中で輝いている。


きみのなはととふことかなはぬくさのなをしるときちきのごとくなりぬ

君の名はと問ふことかなはぬ草の名を知るとき知己のごとくになりぬ

最近は道草(道端でみかける草)の名前を調べるようになった。人間でもそうだが名前を知らなければ親しくなれない。

Sunday, October 3

たまがはを


たまがはをみおろすほーむにもんきてふふきあげられてあらがひとべり

多摩川を見下ろすホームに紋黄蝶吹き上げられて抗ひ飛べり

二子玉川駅のホームから下の兵庫島公園がよく見える。暖かい風に吹き上げられたのか、モンキチョウが目前に現れて流されていった。


いへのあとのぐわれきのやまにところせくたつやうしゆやまごばう

家の跡の瓦礫の山に所狭く立つ洋種やまごばう

用賀あたり。取り壊された人家の跡地をヨウシュヤマゴボウが大きな顔、ではなく葉をして占有していた。よほど成長が早いのか。

Saturday, October 2

えうちゑんの


えうちゑんのしきちにどんぐりあまたおちてしうあけこらのあそびとならん

幼稚園の敷地にどんぐりあまた落ちて週明け子らの遊びとならん

昨日の大風で幼稚園の敷地にいろんな葉っぱとドングリが落ちていた。週明け登園した子どもたちの遊び道具になりそうだ。


えだはすべてかりおとされしなみきみちとりなきゆふべをひとはあるけり

枝葉すべて刈り落とされし並木道鳥なき夕べを人は歩けり

最近人気が出ているという街。空中回廊を歩いていると下の並木道の枝葉が全部きれいに刈り落とされている。ムクドリ対策か・・。

Friday, October 1

かぜつよく


かぜつよくふきくるよひやみまちくらくやつでのはなはおもげにゆるる

風強く吹きくる宵闇町暗く八手の花は重げに揺るる

台風が関東に接近して大雨となった。夕方雨が止んで外に出ると、風はまだ強く人家のヤツデの花が大きく揺れていた。