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Monday, September 19

ニラの花


万葉の娘もニラの花よりか若い男に気持ちもそぞろ


万葉時代から歌に詠まれていたという。東歌に1首。「くくらみ」はニラのこと。「きはつく」は地名らしいが、音に「ソワソワ感」がある。

きはつくの岡のくくみら我れ摘めど籠にも満たなふ背なと摘まさね

「きわつくの岡にニラを摘みに来たけれど、カゴいっぱいにならないね」「じゃ、あの方と一緒にお摘みなさいよ、うふふ」

いつの時代も花より、いい男。

Sunday, January 16

まつしろに


まつしろになつてもにらのがくちらずわづかにのこるしゆしなほいだく

真つ白になつてもニラの萼散らずわづかに残る種子なほ抱く

用賀あたり。秋に白い花を咲かせていたニラも今は白骨のように真っ白。それでも萼にはまだいくつか黒い種子を残している。白と黒のコントラストが美しい。が、ニラにしてみたら、大切な種をできるだけ遠くに飛ばそうとチャンスを伺っているに違いない。Ha en bra chans!

Sunday, September 26

いにしへの


いにしへのすいろのあとやくわじゆゑんのわきよりにらのはなのさきたる

いにしへの水路の跡や果樹園の脇より韮の花の咲きたる

砧公園の近く。昔の用水路の跡がそのまま遊歩道になっているようだ。道沿いの果樹園は昔は畑だったのだろう。


せたがやののうかのふえんすはきみどりのつたのかざりでおほはれてをり

世田谷の農家のフェンスは黄緑の蔦の飾りで覆はれてをり

世田谷の閑静な住宅地にある農家。目隠しのためか、金網にはオシャレ(?)なプラスチック製のツタがはりめぐらされている。