『長生き地獄』(森永卓郎著)を読んで。
何冊か類書を見かけるが、この人はこんな本ばかり書いているようだ。
今から30年後には夫婦2人世帯の年金が月額13万円まで下がると著者は警告する。
月13万円では、ふつうに生活することはできないだろうから、もし現実にそうなったとしたら「地獄」かもしれない。
ただ、これでは日本国は成り立たないだろう。政府が何もしないとは思えない。
本書のあとには、そういった未来にどう対処するかという指南や著者自身の生活が書かれている。
有名人である著者のライフ・スタイルを真似ても仕方ないが、何らかのヒントはありそうだ。
「長寿はリスク」だということを再認識する本ではある。