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Tuesday, September 20

トキワネム


濡れた花何やら色気のようなもの出しているのかふらふらと寄る


台風の影響で強い雨が降ったり止んだりの一日。

いつもの通り道でネムノキの花に気づいた。季節が違うなと思ったらトキワネムの花らしい。

雨滴がまだ残っているが、濡れた花もそれなりに趣きがある。

色気とは生命力?


Sunday, July 10

『長生き地獄』

長生きが一体何の罪なのか、確かに「地獄」の沙汰は金次第


『長生き地獄』(森永卓郎著)を読んで。

何冊か類書を見かけるが、この人はこんな本ばかり書いているようだ。

今から30年後には夫婦2人世帯の年金が月額13万円まで下がると著者は警告する。

月13万円では、ふつうに生活することはできないだろうから、もし現実にそうなったとしたら「地獄」かもしれない。

ただ、これでは日本国は成り立たないだろう。政府が何もしないとは思えない。

本書のあとには、そういった未来にどう対処するかという指南や著者自身の生活が書かれている。

有名人である著者のライフ・スタイルを真似ても仕方ないが、何らかのヒントはありそうだ。

「長寿はリスク」だということを再認識する本ではある。

Monday, June 20

ヤマモモ


何か踏みつぶして慌てて足もとを見ると一面ヤマモモの実


職場でのこと。何かを踏みつぶして慌てて見ると真っ赤なヤマモモの実だった。木があるのは知っていたが、メスの木だとは思わなかった。

写真は、わずかに残っていた青い実。

街なかで見かけるヤマモモの木はほとんどがオス。つまり実をつけない。

土ではない路面に実が落ちると踏まれてかなり汚くなるので、メス木は敬遠されるようだ。

本当は土に還してやりたい。ちょつと気の毒な実たち。

Friday, March 4

唐突に

とうとつにおどろかされてきづいたらであったあとですべてがちがう

唐突に驚かされて気づいたら出合った後ですべてが違う

何か思いがけない激変に見舞われたとき、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を思い出す。私たちは、激変との「出合い」を受け止める(キャッチする)ことはできない。ただ出合う(ミートする)だけだ。これがサリンジャーの教えだ。自身が1つの玉だとすれば、気がついたときにはすでに別の玉にぶつかった後で、自分が向かっていた未来の景色はすっかり違ったものになっている。

Wednesday, January 26

えだのない


えだのないばうぐひみたいなきはなにかとてつぺんみればこうばいのはな

枝のない棒杭みたいな木は何かとてつぺん見れば紅梅の花

枝がほとんど伐られた木。何の木かなと上を見ると木の頂きから細い枝が出て花が咲いている。紅梅の花だった。

Wednesday, January 19

はかいしを


はかいしをたふさんばかりのふるひのきなにかいはれがあるのだらうか

墓石を倒さんばかりの古ヒノキ何か謂れがあるのだらうか

住宅地にある小さな古い墓地。たぶん近くの家のものなのだろう。ヒノキ(あるいはアスナロ)が墓石の後ろにあって根が盛り上がって墓石を持ち上げている。墓にヒノキとは珍しいなと思いながらしばらく見ていた。

Thursday, January 13

いそぐみち


いそぐみちにはきにきいろいたまいつぱいなにかととまればろうばいつぼむ

急ぐみち庭木に黄色い玉いつぱい何かと止まればロウバイ蕾む

急いで駅に急いでいるとき、黄色い玉のようなものが庭木にたくさんついている。気になって立ち止まって見るとロウバイの蕾だった。何度も通った道だが気がつかなかった。でもこれでお知り合いだ。

Friday, November 19

あんきよとは


あんきよとはみえないすいろそのうへのあをぎりしたからくちていく

暗渠とは見えない水路その上のアオギリ下から朽ちていく

世田谷は暗渠が多い。たいていその上は遊歩道になっている。たぶん地面は冷たいのだろう、アオギリの葉も下の方から色が変わって腐っていく。


つきをくふものはなんだらうげつしよくのあとのまんげつてかてかひかる

月を食ふものは何だらう月食の後の満月テカテカ光る

今夜は月食。満月のときに起こる現象だが、地球や太陽の位置など分からない昔の人はどう見ていたのだろうか。文字通り月が食われると思って「食」と言ったのか。食われても元の形に戻る満月は食えない月?

Sunday, October 24

しろきみきを


しろきみきをいちもくさんにかけくだるありよなんのいちだじなるか

白き幹を一目散に駆け下る蟻よ何の一大事なるか

用賀あたり。イロハモミジの幹を一匹のアリが大急ぎで駆け下りていく。生き急ぐのは人だけではないようだ。


みちのわきでくさきをながむるひとときはひとよりむしにちかききぶんか

道の脇で草木をながむる一時は人より虫に近き気分か

最近はよく道の脇で植物を見ている時間が増えた。というよりここ数年はまったく植物を見ていなかったのだが、ある種のサイクルか。