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Sunday, February 6

ボケ


灌木の中に埋もれて咲くボケをモッケと呼んで幸いとする



ボケの花。高い枝いっぱいに咲く花もあれば、低木の中に埋もれるように咲いている花もある。私の好みは目立たぬように咲いている低木の中の花。花も少し汚れたような風情がいい。ボケはもともと木瓜でモクケと呼んだらしい。


Monday, November 1

あめのなか


あめのなかいすにすわつたさげふゐんおほきなはさみでざつさうをきる

雨の中椅子に座つた作業員大きな鋏で雑草を切る

用賀あたりの光景。植え込みの中で作業員が大きなハサミで下草を刈り取っている。たぶん器械は使えないのだろう。


ぼけのえだにあかいつぼみがみつつよつおくにはくさつたみがひとつ

ボケの枝に赤いつぼみが三つ四つ奥には腐つた実がひとつ

ボケの赤いつぼみが目を引く。注意してみると枝の中にその実が半ば腐ったようになって打ち捨てられている。

Sunday, October 17

ぬれそぼつ


ぬれそぼつはかげにかくれていびつなるみのありぼけのみならんとおもふ

濡れそぼつ葉陰に隠れて歪なる実のあり木瓜の実ならんと思ふ

冷たい雨が降っている。通り道の花壇の家。濡れそぼつ花や葉の中にボケの実を見つけた。ちょっとしたキッカケで新しいことに気づく。


くすのきにじゆもくいしんだんちゆうといふはりがみありてつくづくながむ

楠に樹木医診断中といふ貼紙ありてつくづく眺む

用賀の遊歩道。あるクスノキの幹に「樹木医診断中」の大きな貼紙。どこか悪いのだろうかと思って素人眼で観察してしまった。