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Tuesday, March 14
ハナズオウのつぼみ
枝々につぼみ膨らむ花蘇芳おそらく一番美しき頃
いつの間にかハナズオウの豆果が消えて枝々につぼみが膨らんでいる。
あまり目立たない花だが、花が咲く前のつぼみたちは生命力が満ち溢れていて、美しいと思う。
この木が豆果だらけになるとまた秋になっている…。
Monday, July 11
ソヨゴ
枝に名札ぶら下がっているソヨゴの木、「戦」の文字が禍々しいが
ソヨゴの葉と実。名札がぶら下がっていたので分かった。
「ソヨゴ」の横に「戦」と書いてあるが、「戦ぐ」に「そよぐ」という読みがあるからだが、何となくその漢字に身構えてしまう。(ちなみに、「戦く」は「おののく」。
Monday, February 28
白梅
白梅の枝にミノムシ垂れている絶滅危惧種と言うけどホント?
烏山。キレイな白梅の花が咲いていた。ふと見るとその枝にミノムシがぶら下がっている。最近見ないなあと思ったら絶滅危惧種になっているとか。
Monday, February 7
ミツマタ
ミツマタのつぼみが枝のあちこちに垂れてもふもふ思わず撫でる
ミツマタのつぼみが充実している。その灰白色に黄色みがさして開花が近いことを告げている。もふもふしたつぼみに触ってみると子どもの頭を撫でるような気分になる。もうすぐだよ。
Wednesday, January 26
えだのない
えだのないばうぐひみたいなきはなにかとてつぺんみればこうばいのはな
枝のない棒杭みたいな木は何かとてつぺん見れば紅梅の花
枝がほとんど伐られた木。何の木かなと上を見ると木の頂きから細い枝が出て花が咲いている。紅梅の花だった。
Thursday, January 20
えだいつぱい
えだいつぱいそらにひろげてけやきたちせいせいしてるふゆばれのけふ
枝いつぱい空に広げてケヤキたち清々してる冬晴の今日
多摩川付近。ケヤキの木が大きく枝を広げている。いわゆる箒の形のケヤキらしい樹形も広々とした場所のケヤキの特権だろう。
Friday, January 14
きたかぜに
きたかぜにはだかのけやきらあらがはずおどるがごとくえだたわませる
北風に裸のケヤキら抗はず踊るがごとく枝撓ませる
甲州街道のケヤキ並木。強い北風が吹いている。裸のケヤキの枝が風に揺れ動いているが、何やらゆらゆらと踊っているようだ。抗わない生き方。
Wednesday, January 12
えだすべて
えだすべてきられてほそいえだをだすでんちゆうみたいなきよどうしたい?
枝すべて伐られて細い枝を出す電柱みたいな木よどうしたい?
烏山あたり。小さな公園に立木が何本か。すべて枝を付け根から伐られている。付け根は瘤となり、そこから針金のような細い枝が何本も出ている。なぜそこまで伐るのか。まさか落葉対策?
Saturday, December 25
なつかしの
なつかしのぷらたなすあゝよこえだにほじょぎそへられえうかいごなり
懐かしのプラタナス嗚呼横枝に補助木添へられ要介護なり
新宿御苑。久しぶりに見たプラタナス(モミジバスズカケノキ)。すっかり老木となって横枝に補助木が2本も添えられて何とか立っている。まだ実がいくつもぶら下がっているが、頑張って長生きしてほしい。
をんしつのきぎはかはらずかはりしはわかきひとらのなんともおほき
温室の木々は変はらず変はりしは若き人らの何とも多き
こちらも久しぶりの温室。建物が新しくキレイになっていた。中の木々はそれほど変わっていないが、若い人が驚くほど多い。そうか今日はクリスマスだなあ。それにしても若者が来るような場所ではなかったと思うのだが、時代が変わったんですねえ。
Friday, December 17
げうさいの
げうさいのえがくゑすべてやくどうすひともけものもおばけもきまでも
暁斎の描く絵すべて躍動す人も獣もお化けも木までも
原宿の太田記念美術館で河鍋暁斎の「絵本」を観た。「北斎漫画」のような絵、いわば「暁斎漫画」だった。北斎とは違って描かれる対象がみな踊り狂うように躍動している。「ハイパー擬人化」の絵の世界。
くすのきのほんたうのかたちはどんなやらみきはいくつかえだどこまでか
クスノキの本当の形はどんなやら幹はいくつか枝どこまでか
明治神宮。木々がそれぞれ思いのままに枝を延ばしているが、あるクスノキは幹が4つに分かれて、枝はその下に道ができるほど横に延びている。もし、まわりに木がなければいったいどんな樹形になるのやら。
Sunday, December 12
さるすべり
さるすべりはだかのえだのしゆしたちはかぜまちとりまちふたまたかける
サルスベリ裸の枝の種子たちは風待ち鳥待ち二股かける
サルスベリの街路樹。すっかり葉を落とし種子がたくさん残っている木もあれば、ほとんど残っていない木もある。種子の翼を使って風に乗って飛ぶか、鳥に食われるのを待つか、それぞれの木の戦略があるのかな。
まどのそとまろにえのはなさいてちりしげりのはもおちあんねはのぞむ
窓の外マロニエの花咲いて散り繁りの葉も落ちアンネは望む
『アンネの木』という絵本を読んだ。アンネ・フランクが1942年7月から1944年8月まで暮らしたアムステルダムの隠れ家の裏庭には一本の木があった。アンネは窓からその木を毎日のように見ていたという。その木が何の木なのか知りたくてこの本を読んだのだが、マロニエ(セイヨウトチノキ)だった。その木は老朽化して倒れてしまいすでにそこにはない。しかし、その苗木は世界の各地に移植されていて日本にも来ているそうだ。四季ごとに変化するマロニエを見ながら、アンネはいつか外界に出られる日を夢見たにちがいない。マロニエとよく似たトチノキを見ながら、いつか「日記」を読み直してみたい。
Saturday, December 11
みあげると
みあげるといろはもみぢのははおちてしづえのよくくわはしゆつげきをまつ
見上げるとイロハモミジの葉は落ちて下枝の翼果は出撃を待つ
近所のイロハモミジ。葉はほぼ落ちていたが翼果が下の枝にはまだたくさん残っている。飛び立つための風を待っているのだろう。
Monday, November 1
あめのなか
あめのなかいすにすわつたさげふゐんおほきなはさみでざつさうをきる
雨の中椅子に座つた作業員大きな鋏で雑草を切る
用賀あたりの光景。植え込みの中で作業員が大きなハサミで下草を刈り取っている。たぶん器械は使えないのだろう。
ぼけのえだにあかいつぼみがみつつよつおくにはくさつたみがひとつ
ボケの枝に赤いつぼみが三つ四つ奥には腐つた実がひとつ
ボケの赤いつぼみが目を引く。注意してみると枝の中にその実が半ば腐ったようになって打ち捨てられている。
Sunday, October 17
ぬれそぼつ
ぬれそぼつはかげにかくれていびつなるみのありぼけのみならんとおもふ
濡れそぼつ葉陰に隠れて歪なる実のあり木瓜の実ならんと思ふ
冷たい雨が降っている。通り道の花壇の家。濡れそぼつ花や葉の中にボケの実を見つけた。ちょっとしたキッカケで新しいことに気づく。
くすのきにじゆもくいしんだんちゆうといふはりがみありてつくづくながむ
楠に樹木医診断中といふ貼紙ありてつくづく眺む
用賀の遊歩道。あるクスノキの幹に「樹木医診断中」の大きな貼紙。どこか悪いのだろうかと思って素人眼で観察してしまった。
Saturday, October 2
えうちゑんの
えうちゑんのしきちにどんぐりあまたおちてしうあけこらのあそびとならん
幼稚園の敷地にどんぐりあまた落ちて週明け子らの遊びとならん
昨日の大風で幼稚園の敷地にいろんな葉っぱとドングリが落ちていた。週明け登園した子どもたちの遊び道具になりそうだ。
えだはすべてかりおとされしなみきみちとりなきゆふべをひとはあるけり
枝葉すべて刈り落とされし並木道鳥なき夕べを人は歩けり
最近人気が出ているという街。空中回廊を歩いていると下の並木道の枝葉が全部きれいに刈り落とされている。ムクドリ対策か・・。
Tuesday, September 21
かきのみの
かきのみのあまたえだぎにじゆくしたるひととせひともとりもくはずや
柿の実のあまた枝木に熟したる一年人も鳥も食ずや
電車から見た光景。一本の大きな柿の木に熟柿がたくさん残っている。これもまた木守柿ということなんだろうか。
まんげつのちかくにかがやくもくせいはよんじつぷんのながたびをせり
満月の近くに輝く木星は四十分の長旅をせり
今日は中秋の名月で満月。月まで光速で1.2秒だが木星までは40分かかる。この光の遅さによって我々は守られているのかもしれない。
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