あきひえてきんもくせいはちんもくしとなりにともるさざんくわのはな
駅への道。いつも見るキンモクセイの花はなく、まるで入れ替わるようにサザンカの花が咲き始めていた。
秋冷えて金木犀は沈黙しとなりにともる山茶花の花
駅への道。いつも見るキンモクセイの花はなく、まるで入れ替わるようにサザンカの花が咲き始めていた。
いつしんにくさはむやぎはさくのそとへくびねぢまげてあたまいだせり
学校に山羊が来る日。女生徒たちが草を与えたりするが、おかまいなしに手当り次第近くの草を食べている。怖くなるほど真剣な眼。
一心に草喰む山羊は柵の外へ首捻じ曲げて頭出だせり
学校に山羊が来る日。女生徒たちが草を与えたりするが、おかまいなしに手当り次第近くの草を食べている。怖くなるほど真剣な眼。