Saturday, December 18

いつぽんの


いつぽんのはだかぎなんのきだろうかたんていみたいにあしもとをみる

一本の裸木何の木だらうか探偵みたいに足元を見る

二子玉川。時間があったので河原に下りようとしたら前方に一本の裸木。いつも見ていたはずなのに急に気になった。何の木だろうか。幹や樹形では分からなかった。足元を探すとそれらしい落葉。風の冷たい午後。


たなごころてのこころならあはせればこころがかよふひとでもきでも

たなごころ手の心なら合はせれば心が通ふ人でも木でも

「たなごころ」は語源的には「手の心」。手のひらで命あるものにふれると「心」が通うような気がする。木の「手」は葉ではないだろうか。冬には落葉樹は手を引っ込め、常緑樹は手を握る。今日は整体の日。