Wednesday, December 22

ほとけのざ


ほとけのざまだはなつけてるせんろわきかべありかぜなくひあたりもよく

ホトケノザまだ花つけてる線路脇壁あり風なく日当たりもよく

烏山。線路脇に背の低い壁があってその前がホトケノザの群生地となっている。まだ花をつけているものもある。不動産ではないが、雑草には夢のような立地条件。ただ残念ながらここは計画道路に当たっている。


せいれいのじだいはおはりとちのみもおにぐるみのみもただものとなる

精霊の時代は終りトチの実もオニグルミの実も唯物となる

『土偶を読む』読了。土偶は「植物の精霊」を人体化したものだという斬新な内容だった。トチの実もオニグルミの実も縄文人の貴重な食料でそれをフィギュア化した土偶があったという。他にもイネやヒエといったの穀物、ハマグリなどの貝類も含まれるそうだが、現代人がそれらの中に精霊を見ることはもはやない。