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Wednesday, November 9

ツタ紅葉


生か死かシュレディンガーの箱にいる夢見心地で蔦紅葉見る


生き物は体の中に生と死をあわせ持って生きているように思う。

シュレディンガーの箱のように「ふた」を開けた途端に生死が決まる。

その「ふた」は急に現れてくる。

真っ赤に紅葉したキヅタ。それは死の「ふた」を開けたものの姿だ。

Monday, November 22

つたのへい


つたのへいいちめんのははかれおちてはびこるつたはしんけいみたい

ツタの塀一面の葉は枯れ落ちて蔓延る蔦は神経みたい

いつもの通り道。キヅタに覆われた塀の家があるが、葉が枯れ落ちて塀に広がる蔓の広がりが見える。まるで塀それ自体の神経のように。

Monday, September 27

しにづたの


しにづたのそのままかべにはりつきてかばねのごとくみをさらしをり

死に蔦のそのまま壁にはりつきて屍のごとく身を晒しをり

壁に這い上がるキヅタを根元から切ってしまった家の壁。ツタのからまる・・というわけにはいかないのだろうが。


こうゑんのけやきといちやうならびたちなかよくそらをわかちあひたり

公園の欅と銀杏並び立ち仲よく空を分かちあひたり

樹木もまた光を求めて競争している。末広がりのケヤキと円錐形のイチョウの樹形を考えて並べて植えたのだろうか。

Sunday, September 26

いにしへの


いにしへのすいろのあとやくわじゆゑんのわきよりにらのはなのさきたる

いにしへの水路の跡や果樹園の脇より韮の花の咲きたる

砧公園の近く。昔の用水路の跡がそのまま遊歩道になっているようだ。道沿いの果樹園は昔は畑だったのだろう。


せたがやののうかのふえんすはきみどりのつたのかざりでおほはれてをり

世田谷の農家のフェンスは黄緑の蔦の飾りで覆はれてをり

世田谷の閑静な住宅地にある農家。目隠しのためか、金網にはオシャレ(?)なプラスチック製のツタがはりめぐらされている。