Monday, September 19

ニラの花


万葉の娘もニラの花よりか若い男に気持ちもそぞろ


万葉時代から歌に詠まれていたという。東歌に1首。「くくらみ」はニラのこと。「きはつく」は地名らしいが、音に「ソワソワ感」がある。

きはつくの岡のくくみら我れ摘めど籠にも満たなふ背なと摘まさね

「きわつくの岡にニラを摘みに来たけれど、カゴいっぱいにならないね」「じゃ、あの方と一緒にお摘みなさいよ、うふふ」

いつの時代も花より、いい男。

Sunday, September 18

『くるまの娘』


子は親を選べず未完の親のもと子どもは未完の子となる連鎖


『くるまの娘』(宇佐見りん)を読んで。

正直、読んでいて辛くて途中で読むのをやめようと思った作品。

主人公のかんこは親から肉体的・精神的に暴力をふるわれている高校生。学校には保健室登校している。

兄と弟はそんな親に見切りをつけてすでに家を出ているが、かんこはかろうじて家にとどまっている。

かんこに暴力をふるう父親は、自分が受けた虐待体験を子どもたちに擬態語(ドカーン、ボコーン、エーンなど)でしか語れない。

しかし小説の最後で彼は自分の傷をかんこに語りながら「なんで生きてきちゃったんだろうな」とつぶやく。

運転席にいた父親が激情してアクセルを踏み込めば自分たちも近くにいる歩行者も危険だということをかんこは感じる。

しかし父親は一線を越えることはなかった。

「自己責任論」が覆い尽くす日本の社会。<生きるか・死ぬか>の最後の一線で踏みとどまっている人がたくさんいるにちがいない。

最近、ニュースになる「最強の人」たちもその一線で躊躇ったときに彼(女)らの言葉を聞いてくれる人(家族や友人など)がいればその人生も変わったかもしれない。

アベマテレビで、そういう最後の一線で迷う人たちの電話相談をしている女性がこんな話をしていた。

「女性の相談者は、自分のことを語っているうちに落ち着いてくる人が多いが、男性は<原因>が見つからないと怒りを収められない(人が多い)」と。

かんこの父親は、母親の死後に彼女がきょうだいの中で自分のアルバムだけ作っていなかったことを知ってショックを受ける。

彼は、母親のえこひいきにあらためて絶望するわけだが、それは誰からもいじめられたことがないと豪語する彼が誰にも見せたくなかった心の傷だったのだろう。

それを娘にきちんと言葉で語れたところに彼自身の歪んだ人生の「原因」を見つけたかもしれない。

そしてそれを引き出したのが、かんこの、<遠からず・近からず>の「くるま暮らし」だったのではないか。

「くるま」が家族の絆であり柵であったとするならば、かんこは最後までそこにとどまって、それをひとり守ろうとしたという読み方もできる。

こういった共依存関係はできるだけ早く清算して、それぞれが自分の行動に責任を持って自立した大人にならなくてはいけない、というのが世間の正解かもしれないが…

Friday, September 16

キバナコスモス


葉っぱではなく花びらを食べてるの?こんな芋虫増えたら困る


キバナコスモスの花びらにイモムシ。何をしているのか分からなかったが、後で調べるとどうやら花びらを食べているらしい。

オオタバコガという蛾の幼虫らしく、広食性で葉も花も食べるようだ。

他にはあまりいないようだが、花を愛でる人にとっては恐るべき害虫。

困るガー😥

Wednesday, September 14

タマスダレ


この花を見るとつい出るあの口上、アさて南京玉すだれぇー


タマスダレの花があちこちで咲き始めている。初夏にも咲いていたと思うが、今咲くのは秋咲き品種らしい。

それにしてもこの命名はいかがなものか。どうしてもあの伝統芸を連想してしまうのは私だけではないだろう。

アさて、さて、さて・・・

Tuesday, September 13

カラスウリの実


花も終わり首尾よく結実したんだねカラスウリの実ゆっくり熟せ

首尾よく結実したカラスウリの実。これからだんだん熟して太くなり、赤くなっていく。

こちらは先行している実。

のんびり行こうよ。誰も取って食わないから(相当まずいらしいし😖)


(追記)
数日後見ると緑道の植込み上に繁茂していたこのカラスウリは完全に除草されていた。業者が入ったようだ。😥

追善供養(?)にその実と花を載せておこう。一番早熟だった実。


花は夜の9時頃撮影したもの。

Sunday, September 11

アカボシゴマダラ


鮮やかなアカボシゴマダラぶっそうな放蝶ゲリラが裏にいるとか


用賀の緑地。カシワの葉に隠れるように止まっていた蝶。

赤い模様が鮮やか。見たことない蝶だなと思って調べてみると、アカボシゴマダラという中国原産の蝶らしい。

マニアが藤沢あたりで放蝶した蝶が首都圏に広がっているそうだ。

生態系にも影響があるということで、要注意外来生物に指定されている。

「放蝶ゲリラ」という物騒な言葉は、蝶たちではなく放蝶した人たちのことだろう。

逃げ出したのではなく意図的に放したということらしいが、どんなものか?

Friday, September 9

スペアミント


この夏は花も香りもなおざりにしていたスペアミントを惜しむ


いつもの通り道にひと夏ずっと咲き続けていたスペアミント。

今日見るとも花もそろそろ終わりが近づいている様子。

ときに黒いのは何の虫?