Friday, March 4

唐突に

とうとつにおどろかされてきづいたらであったあとですべてがちがう

唐突に驚かされて気づいたら出合った後ですべてが違う

何か思いがけない激変に見舞われたとき、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を思い出す。私たちは、激変との「出合い」を受け止める(キャッチする)ことはできない。ただ出合う(ミートする)だけだ。これがサリンジャーの教えだ。自身が1つの玉だとすれば、気がついたときにはすでに別の玉にぶつかった後で、自分が向かっていた未来の景色はすっかり違ったものになっている。