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Sunday, April 23

ナンジャモンジャの花


青山の練兵場も夢の跡ナンジャモンジャの木だけが残る

ナンジャモンジャとは、何でふものぢや(何というものだ)が訛ってできた名前だという。

青山練兵場のヒトツバタゴの木を見て、誰かが言った言葉がこの木の名前となったという説がある。

明治神宮外苑(青山練兵場の跡地)にあるナンジャモンジャの親木はもともと六道の辻にあったものを植え替えたそうだ。

六道の辻あたりの町並みはほぼ消滅しているので、土地の「生き証人」と言えなくもない…。

Saturday, March 26

『美しの首』


猿曳とお姫さまとの道行は雨が止むまで夢覚めるまで


近藤ようこの『美しの首』を読んで。

「美しの首」「雨は降るとも」「安壽と厨子王」「玉鬘」の4篇からなる。いずれも男女の不思議なエロスを描く漫画。

「雨は降るとも」は、戦国の世が終わり太平の世が始まった頃、遊び人の婚約者よりも誠実な猿曳の若者のともへ走るお姫さまの物語。

美しい恋の物語の終わりは見えている。おそらく猿曳は(彼の予想どおりに)「臼を抱えた猿」と同じ運命をたどるのだろう。

雨に降り込められた二人に残酷な別離と死が忍び寄る。

Sunday, November 28

えきまへの


えきまへのいちやうなみきのみきなぜかおほくはおなじむきにかたむく

駅前のイチョウ並木の幹なぜか多くは同じ向きに傾く

見慣れた駅前のイチョウ並木。ふと見ると多くの幹が同じ方向に傾いているのに気づいた。日当たり?風向き?あるいはイチョウの勝手?


かくさたとへきよこうであるとおもつてもからだはきよこうのゆめからさめず

格差たとへ虚構であると思つても身体は虚構の夢から醒めず

『格差という虚構』読了。いくら格差が虚構だと言われてもその「虚構の夢」から醒めるのは容易ではない。それはある種の悟りのようなもの。人が格差から本当に解放されるのは、死の時か。