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Sunday, April 23
ナンジャモンジャの花
青山の練兵場も夢の跡ナンジャモンジャの木だけが残る
ナンジャモンジャとは、何でふものぢや(何というものだ)が訛ってできた名前だという。
青山練兵場のヒトツバタゴの木を見て、誰かが言った言葉がこの木の名前となったという説がある。
明治神宮外苑(青山練兵場の跡地)にあるナンジャモンジャの親木はもともと六道の辻にあったものを植え替えたそうだ。
六道の辻あたりの町並みはほぼ消滅しているので、土地の「生き証人」と言えなくもない…。
Tuesday, July 19
セミの穴
コナラの木の根もとに小さな穴ひとつどこか遠くで初蝉の声
いつのも緑地公園。コナラの木陰で涼んでいたら足もとに小さな穴。セミの幼虫が地上に出てきた穴だ。
枝を探したが抜け殻は見つからない。
そのうちどこかでセミの声が聞こえてきた。初蝉だ。
学校も今日から夏休み。個人的にはいろいろ面倒なことがあるのだが、夏が来たと実感。
Monday, July 11
ソヨゴ
枝に名札ぶら下がっているソヨゴの木、「戦」の文字が禍々しいが
ソヨゴの葉と実。名札がぶら下がっていたので分かった。
「ソヨゴ」の横に「戦」と書いてあるが、「戦ぐ」に「そよぐ」という読みがあるからだが、何となくその漢字に身構えてしまう。(ちなみに、「戦く」は「おののく」。
Monday, June 13
フェイジョア
昨秋は転がる果実でフェイジョアの木だと思った、答えの花咲く
職場への通り道。昨年の秋に見つけたボールぐらいの果実。フェイジョアの実かなと思っていたが、今日はその花でしっかり答え合わせ。
花に引き合わせてくれる仕事はありがたい。
Thursday, June 2
ザクロ
鮮やかな赤に呼ばれて庭木見るとザクロの花咲くウインナーみたく
元農家のような家の裏庭に二階まで届くザクロの木。横から見るとウインナーのような形がユーモラス。花弁が落ちたあとの形は「タコウインナー」にそっくり。
そのうち「タコウインナーの木」と呼ばれるかも。
こちらは職場で見つけたタブノキの実。羽子板の羽根に似ている。
Wednesday, May 18
カキ
柿の木の若葉の中にひっそりと雌花咲く ああ「へた」が先なんだ
いつも見る駅前の柿の木。若葉の季節になったなあと思って見上げると初々しい雌花。秋には柿の実になる。
季節は進み、人事も進む。
Sunday, April 3
シモクレン
しとしとと木の芽を起こす春の雨降りて木蓮つぼみを開く
砧公園近く。朝から降っていた雨が小やみになった。庭園では雨滴をつけたシモクレンの花が咲きだしている。さまざまの木の芽が芽吹き、花を咲かせる季節だ。
Wednesday, March 30
ソメイヨシノ
街道をゆく人見上げし桜の木いまは車の出入りの障り
旧甲州街道沿い。マンションの駐車場に立つ桜の古木。ここまでするかというぐらいの掲示。これでは愛でる人もいないだろう。桜も見てもらった方がうれしいのではないか。
Sunday, March 6
木の墓標
かつて木と呼ばれしもののなれの果てその身そのまま墓標となれり
何の木だったのだろうか。たぶん死んだ木。墓場で墓標のように立っている。この場に緑陰を作って墓参の人たちに安らぎの時間を与えていたこともあったろうに。墓石の方もすでに参る人はいない様子。二つながら時間の墓標となっている。
Thursday, March 3
スダジイ
木の根這う大きな椎の木明日には卒業生らでにぎやかだろう
とある高校。エントランスの広場にある大きな椎の木。まわりは石のベンチで囲まれている。明日は卒業式なので、きっと子どもたちの声でにぎやかになっているだろう。
Thursday, February 10
東京に
とうきょうにゆきふるこんやはそうもくもちかづくはるのひかりをまつか
東京に雪降る今夜は草木も近づく春の光を待つか
立春の後、南岸低気圧が通過するときに東京に雪が降るパターンとなる。この年中行事が過ぎると本当の春がやって来る。首を長くして待ち望んでいるのは人よりも草木の方だろう。
Tuesday, February 8
切られた木
切られた木見かけて何かを感じれば地球の未来の姿も変わる
ツイッターで「切られた木」というハッシュタグで、いろいろな切られた木の写真が投稿されていた。大半は、単に面白いものを見つけたということだろうが、何かもやもやした感情を抱く人もいるかもしれない。それは理屈では説明できない感情だが、何かが変だという根源的な違和感だ。はたしてこのままでいいのだろうか。切られた木たちは私たちに何かを訴え続けている。
Friday, February 4
白梅
荒れ庭に残されていた一本の木に白いもの白梅らしい
荒れ庭の前を自転車で通ったときに枯れ木に白いものがちらっと見えた。通り過ぎて、ああ白梅だったのだと気づいた。愛でる人のいない梅の花。
Monday, January 24
はだかぎの
はだかぎのこずゑはゆふひにかがやいてかほをあげればうれひもなごむ
裸木の梢は夕陽に輝いて顔を上げれば憂ひも和む
日没が日に日に遅くなって春が近づいているなあと思う今日この頃。あたりが明るいと心も暗いままではいられないのがありがたい。
Saturday, January 22
きのしたに
きのしたにかみくずちらかりそのままにしてゐるのはなぜぎんどろでした
木の下に紙くず散らかりそのままにしてゐるのは何故ギンドロでした
気になっていたメキシコ料理店のシンボルツリー。何の木かと近寄ってみると木はすでに落葉した後。そしてその下には紙くずが撒き散らかされている。なぜ掃除しないのかこの店はと呆れたが、よく見るとそれは葉っぱの形をしている。それは紙くずではなく落葉だった。調べてみるとその木はどうやらギンドロ(ウラジロハコヤナギ)らしい。失礼しました。
Tuesday, January 18
かりんのみ
かりんのみいくつかかごにいれられてのこりはきにありみまもるめあり
カリンの実いくつか籠に入れられて残りは木にあり見守る目あり
一本のカリンの木がある庭。枝には大きな実がいくつかついていた。放置されているのかなと思って見ると下の台に数個実が盛られていた。カリン酒にでもするのであろうか。
Thursday, January 13
いそぐみち
いそぐみちにはきにきいろいたまいつぱいなにかととまればろうばいつぼむ
急ぐみち庭木に黄色い玉いつぱい何かと止まればロウバイ蕾む
急いで駅に急いでいるとき、黄色い玉のようなものが庭木にたくさんついている。気になって立ち止まって見るとロウバイの蕾だった。何度も通った道だが気がつかなかった。でもこれでお知り合いだ。
Wednesday, January 12
えだすべて
えだすべてきられてほそいえだをだすでんちゆうみたいなきよどうしたい?
枝すべて伐られて細い枝を出す電柱みたいな木よどうしたい?
烏山あたり。小さな公園に立木が何本か。すべて枝を付け根から伐られている。付け根は瘤となり、そこから針金のような細い枝が何本も出ている。なぜそこまで伐るのか。まさか落葉対策?
Saturday, January 8
きはひとや
きはひとやいきものたちのせいめいのささへせんのきなぜきられるか
木は人や生きものたちの生命の支へ千の木なぜ伐られるか
多摩川せせらぎ公園。久しぶりに行くと工事中だった。何の工事かとネットで調べるとせせらぎ公園内の木を大量に伐採して体育館を建てる計画があるという。1300本近くの木が伐採されるようだ。暗澹たり。
Tuesday, December 28
はだかぎの
はだかぎのこずゑにみどりのいのちありやどりぎみつけてだいきちとする
裸木の梢に緑の命ありヤドリギ見つけて大吉とする
冬の樹木観察の楽しみの一つは、ヤドリギを見つけること。なかなか見つけられなかったが、今日クヌギの裸木の梢にこんもりした緑を発見。よいお告げを聞いたような気分。
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