Friday, March 17

シキミの花


ふと見ると人家の生垣にシキミ咲く気づかぬままに幾年月か


あちこちに花が咲き出している。ふらふらと花を見ながら近所を歩いていたら人家の生垣に白い花が咲いていた。

まさかと近寄って見るとシキミの花。

墓地などではよく見るのだが、ふつうの家の生垣になっているとは…。

その実は猛毒だというが、どうするのだろうか?

過去の写真だが、形がけっこう禍々しい。食べたら怖いぞ!と主張しているかのようだ。

Thursday, March 16

シデコブシの花


年ごとに紙垂とは聞こえず死出と聞くシデコブシの花まねくがごとく


シデコブシの花が満開。シデとは紙垂、つまりサカキの枝や串などに垂らす紙片や布のこと。

拝めば霊験あらたかかも…。

Wednesday, March 15

ソメイヨシノの花


こんな偶然あるかと思った昨春の出逢いは事無くまた桜咲く


3月末から4月の初めにかけては毎年様々の別れと出会いがある。

歳を取れば取るほどそれらは淡白となっていくのだが、それでも心が波立つときもある。

心が波立ってもすぐに波は凪いでしまってそれっきりというのが寂しい…。


Tuesday, March 14

ハナズオウのつぼみ


枝々につぼみ膨らむ花蘇芳おそらく一番美しき頃


いつの間にかハナズオウの豆果が消えて枝々につぼみが膨らんでいる。

あまり目立たない花だが、花が咲く前のつぼみたちは生命力が満ち溢れていて、美しいと思う。

この木が豆果だらけになるとまた秋になっている…。

Monday, March 13

サンシュユの花


またここに戻ってきたかとサンシュユの花咲く裏道ゆるりと向かう


2年前まで通っていた裏道。またその道を歩くことになりそうだ。

ひっそりと咲いていたサンシュユの花。何度も眺めながら歩いたことを思い出す。

〈おかえり〉と言ったかどうか…。

Friday, March 10

シモクレンの花


あられもないものの如くに木蓮の白き花弁の奥に蕊あり


木蓮の花。私が知っている木蓮(シモクレン)は花弁の内側がもっと紫だったような気がするのだが…。

中の花芯まで観察できることはあまりないので、近寄って覗いてみた。

いつもは隠れているものを見る行為はなんとなく疚しいのは、なぜだろうか?

六根清浄!

Wednesday, March 8

ハクモクレンの花


燦々と空から降り来る陽光に白木蓮咲く湧き立つ如く


ここ二日ほどの陽気のせいで、あちこちのハクモクレンが一斉に花を咲かせている。

花々の歓喜の様が見て取れる。聞こえない歌を歌い、見えない踊りを踊っているに違いない。

恩寵のような光…。