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Monday, September 26

クズの蕾


花よりもつぼみに造化の妙を見るたとえば葛の色づくつぼみ


見ているようであまり見ないクズの花。たまたまその花を見つけたので近寄って見た。

花は私にはアクが強すぎたようで、むしろ薄紫のつぼみの方に心が惹かれた。

すべて幼いものは可愛い?

Sunday, September 25

クズクビボソハムシ


向かうところ敵なしどこでも繁茂する葛の葉無惨天敵現る


ぎょっとする光景。無敵の雑草と思っていたクズが無残の姿に。

クズの葉を大好物とするこの虫はクズクビボソハムシ(続けて3回言えますか?)というらしい。

中国から日本に侵入したハムシで、都内では2016年にはじめての確認されたという。食い尽くしたらどうするのだろうか?

Wednesday, October 13

とほめより


とほめよりみれどもことさらにもとめねばことしはくずのはなをみざりき

遠目より見れどもことさらに求めねば今年は葛の花を見ざりき

どこにでもあるクズの葉だが、その花は近寄らねば見つからない。見に行くほどではないと思ったのだろうか。


しよくぶつにふれぬせうせつたとへればせかいをかためでみるがごときか

植物に触れぬ小説たとへれば世界を片目で見るがごときか

小説を読むときに植物のことに触れていない作品はそれだけで不完全なものに思えてしまう。人間本位すぎる。

Friday, September 24

ろーたりーに


ろーたりーにめたせこいあのいちぼくがたてりそうみをちぢむるがごと

ロータリーにメタセコイアの一木が立てり総身を縮むるがごと

とある駅のロータリー。その中央にメタセコイアが一本立っている。せっかくの枝も伐りそろえられて残念な姿をしている。


しうぶんのひかりはしやめんのくずはらのすすきのほさきかがよはせたり

秋分の光は斜面の葛原の薄の穂先燿はせたり

昨日は秋分の日。駅の裏手の斜面には色々な草が繁茂しているが、一番目につくのは葛。その中で薄の穂先が輝くように揺れていた。