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Wednesday, May 18

カキ


柿の木の若葉の中にひっそりと雌花咲く ああ「へた」が先なんだ


いつも見る駅前の柿の木。若葉の季節になったなあと思って見上げると初々しい雌花。秋には柿の実になる。

季節は進み、人事も進む。

Wednesday, December 15

はいをくの


はいをくのかべにかいまでせりあがるやつではなさくしにどきしるや

廃屋の壁二階までせり上がるヤツデ花咲く死に時知るや

烏山。廃屋の壁にヤツデがよじ登るように丈を延ばして花をつけている。こんなに自由に育ったヤツデは初めて見た。これからも定期観察しようと思ったのだが、近くに掲示板があってどうやらここは計画道路に当たっているらしい。近くでは工事も始まっている。この木もやがて伐られてしまうようだ。残念至極。


かきのみにむらがりさわぐむくどりのたぜいにぶぜいでひよどりよれず

柿の実に群がり騒ぐムクドリの多勢に無勢でヒヨドリ寄れず

柿の実にムクドリが群がって騒がしい。近くでヒヨドリが一羽が威嚇の声を上げているが、たぶん近寄れないのであろう。乱暴者もカタなし。

Monday, November 15

いつもみる


いつもみるえきのかきのきかきすべてかききゆきもりのかきものこさず

いつも見る駅の柿の木柿すべてかき消ゆ木守の柿も残さず

駅舎の窓の前に一本の柿の木。葉は落ちても柿の実は残っていたのに今日見るとその柿がすべてない。せめてひとつは残してほしかった。

Tuesday, September 21

かきのみの


かきのみのあまたえだぎにじゆくしたるひととせひともとりもくはずや

柿の実のあまた枝木に熟したる一年人も鳥も食ずや

電車から見た光景。一本の大きな柿の木に熟柿がたくさん残っている。これもまた木守柿ということなんだろうか。


まんげつのちかくにかがやくもくせいはよんじつぷんのながたびをせり

満月の近くに輝く木星は四十分の長旅をせり

今日は中秋の名月で満月。月まで光速で1.2秒だが木星までは40分かかる。この光の遅さによって我々は守られているのかもしれない。