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Saturday, March 18

マボケの花


遠目には清楚な花に心せよ寄れば刺されるマボケの棘に


茂みの中に白地に薄いピンクの花が咲いていた。バラかと思って近づいてみると鋭い棘に刺された。キレイな花には棘がある。

マボケの花。バラ科。カリンのような果実ができるという。その頃にまた来てみたい(棘に用心して)。

Monday, November 28

スイセンの花


水仙がひっそり咲き出す小庭園来る人紅葉に目を奪われて

In a small garden 
   where daffodils quietly bloom 
      visitors are captivated 
         by the autumn leaves

小さな庭園にひっそりとスイセンの花が咲きだしていた。もうそんな季節なんだと思いながら膝を折って覗き込んだ。

庭園を訪れる人たちは顔を上げて見事な紅葉を見ている人ばかりだったが、このスイセンに気づいた人はいたのだろうか。

Sunday, May 15

アメリカフウロ


蟻などがいたらびっくり 「投石機」でアメリカフウロが種子飛ばす時


アメリカフウロの実ができていた。黒い玉の中に種子が入っていて、それが縦長の塔に巻き上げられて投石機のように種子を飛ばすという。

ロケットの発射台みたいだ。

Sunday, March 13

スイセン


水仙も盛りを過ぎて人の目も桜のつぼみへ移りにけりな



花の少ない季節に目を楽しませてくれたスイセンの花もそろそろ終わろうとしている。今週末にはソメイヨシノの花が咲き出すという。しばらくは人々の目も心も上方の花々に向かうのだろう。

Tuesday, January 18

かりんのみ


かりんのみいくつかかごにいれられてのこりはきにありみまもるめあり

カリンの実いくつか籠に入れられて残りは木にあり見守る目あり

一本のカリンの木がある庭。枝には大きな実がいくつかついていた。放置されているのかなと思って見ると下の台に数個実が盛られていた。カリン酒にでもするのであろうか。

Wednesday, December 1

いらつしやいと


いらつしやいとうきつりぼくはかきねからとびでてあかいちやうちんつるす

いらつしやいとウキツリボクは垣根から飛び出て赤い提灯吊るす

垣根のドウダンツツジが紅葉している。その上にウキツリボクが飛び出して大きな葉のもとから赤い提灯のような花をぶら下げている。何だか呼ばれているみたいな。


らくらいとわからずめがさめあたふたとそとみるまさかきよじんのてんたう?

落雷と分からず目が覚めあたふたと外見るまさか巨人の転倒?

昨夜は激しい雷雨。最初、落雷の音が何の音か分からなかった。何か強大なものが落ちてきたように聞こえた。巨人も高齢になると転倒リスクもハンパじゃないよなあなどと思いながらまたベッドへ。

Sunday, November 21

そのあかは


そのあかはうちみのやうないろだけどさるすべりだつてもみぢするのだ

その赤は打ち身のやうな色だけどサルスベリだつて紅葉するのだ

夏から秋にかけて花をつけていたサルスベリも落葉の時期となった。見ると紅葉している葉もあるが、その色はどす赤い。アントシアニンが足りないのかもしれないが、紅葉は木全体を守る仕組みだ。人間の審美眼など知ったこっちゃない。


ふとみるとくろがねもちのしろいみきにともだちまーくのやうなめがある

ふと見るとクロガネモチの白い幹に「ともだちマーク」のやうな目がある

赤い実をつけているクロガネモチ。その白っぽい幹にはひっかき傷のようなラインが目につく。なかにはあの二十世紀少年の「ともだちマーク」の不気味な目のようなものがあって、見ていると「ともだち」にされそう。