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Saturday, March 18
マボケの花
遠目には清楚な花に心せよ寄れば刺されるマボケの棘に
茂みの中に白地に薄いピンクの花が咲いていた。バラかと思って近づいてみると鋭い棘に刺された。キレイな花には棘がある。
マボケの花。バラ科。カリンのような果実ができるという。その頃にまた来てみたい(棘に用心して)。
Monday, August 8
ハナズオウ
ずっしりと鞘をつけてるハナズオウその色変わって季節も進む
今日も用があって用賀へ。ハナズオウの豆鞘がずっしりと垂れている。
その鞘はしだいに熟していって赤茶色に色を変えていく。冬になってもしばらく鞘が残っているのを見かけるが、一体いつになったら鞘が落ちるのだろうか。
Sunday, May 22
グミ
薫風は1/fゆらぎ心地よく色とりどりの茱萸の実揺らす
気持ちのよい午後。そよ風はまさに薫風。おそらく1/fゆらぎと呼ばれる心地よいゆらぎだろう。
この大きなグミは「びっくりグミ」という品種かもしれない。
こんなに心地よい午後は、5月にはあまりない。
Tuesday, May 17
キキョウソウ
キキョウソウその名に合うのは色だけでつぼみのままなら段々桔梗か
紫の小さな花をつける野草。キキョウソウ(桔梗草)というらしいが、花や葉の形はまったくキキョウに似ていない。
この草はまわりの草から抜きん出ように背丈を伸ばして段々に葉と花をつけていく。
花が開く前のつぼみの状態なら桔梗に似てなくもない。
だんだんと桔梗になっていく?
Monday, January 3
ばずーかの
ばずーかのさきはかはべのかれすすきみつけてこゑでるかわせみのいろ
バズーカの先は川辺の枯すすき見つけて声出るカワセミの色
川べり散歩。バズーカカメラを向けている人がいた。まさかとその方向を見ると、枯れすすきの中に青緑色のカワセミがいるではないか。しばらくしてカワセミは水に飛び込んで魚を捕まえた。カワセミの餌場らしい。新春からいいものを見た。パンパン(参拝)👏
Sunday, November 21
そのあかは
そのあかはうちみのやうないろだけどさるすべりだつてもみぢするのだ
その赤は打ち身のやうな色だけどサルスベリだつて紅葉するのだ
夏から秋にかけて花をつけていたサルスベリも落葉の時期となった。見ると紅葉している葉もあるが、その色はどす赤い。アントシアニンが足りないのかもしれないが、紅葉は木全体を守る仕組みだ。人間の審美眼など知ったこっちゃない。
ふとみるとくろがねもちのしろいみきにともだちまーくのやうなめがある
ふと見るとクロガネモチの白い幹に「ともだちマーク」のやうな目がある
赤い実をつけているクロガネモチ。その白っぽい幹にはひっかき傷のようなラインが目につく。なかにはあの二十世紀少年の「ともだちマーク」の不気味な目のようなものがあって、見ていると「ともだち」にされそう。
Monday, November 8
しちごさん
しちごさんらしいかぞくがはれやかにとほればきづたもいろづくしぶく
七五三らしい家族が晴れやかに通ればキヅタも色づく渋く
等々力の神社あたり。七五三らしい家族が晴れ着を来た女の子を中心にやって来る。その華やかな色と渋いキヅタの紅葉。取り合わせの妙だ。
くすのきのたいぼくのもとあちこちにみがちらばつてゐるくろびかりして
クスノキの大木の下あちこちに実が散らばつてゐる黒光りして
神社のクスノキの大木。その下に黒い実が散らばっていて黒光りしている。落ちてもしっかりと力のある実だと感心した。
Friday, October 22
ながれゆく
ながれゆくしやさうのけしきはつとみるきくいものはなむれてさきたり
流れゆく車窓の景色はつと見る菊芋の花群れて咲きたり
仕事で移動中の電車の中。ぼんやりと車窓の外の風景を見ているとさっと黄色い花たちが見えた。どうやらキクイモの花らしい。
てつけうをわたればかはらのくさむらのいろあひすでにこげはじめたり
鉄橋を渡れば河原の草むらの色合ひすでに焦げ始めたり
京王線で多摩川を渡る。分倍河原あたりの河原が河原らしい風情。ススキやセイタカアワダチソウ以外はやはり枯れ色に近くなってきた。
Saturday, September 25
いけのへり
いけのへりくさよりいでたるいぬたではかつてしだいにはなのほのばす
池のへり草より出でたる犬蓼は勝手次第に花の穂伸ばす
せせらぎ公園には小さな池があるが、ふと見ると赤いイヌタデの花が池畔に咲いている。赤まんまという名のとおりの米粒のような花。
たきのみずもにごりたるにやいけのなかおよぐひごひもいろくすみたり
滝の水も濁りたるにや池の中泳ぐ緋鯉も色くすみたり
小さな滝が流れ落ちて池へと注いでいる。今日は雨後のせいか池の水も濁って、鮮やかな緋鯉もはっきりと見えないほど。
Sunday, September 12
つねならば
つねならばかをりよりしるきんもくせいことしははなのいろにぞきづく
つねならば香りより知る金木犀今年は花の色にぞ気づく
キンモクセイの強い匂いは苦手だ。まるで大勢で自分の存在を主張しているように感じる。今年はどうも開花が早いようだ。
Wednesday, September 8
あめあがり
あめあがりろめんにはゆるちりおちばおほかるものはさくらなるめり
雨上がり路面に映ゆる散り落葉多かるものは桜なるめり
だんだんと落葉の季節。散っている落葉の中で桜が一番多いが、散る順番があるのだろうか。
あぢさゐのはなにみえにしがくのへりにほのかにもとのいろのこりをり
紫陽花の花に見えにし萼のへりにほのかにもとの色残りをり
紫陽花の季節には人々の目をひきつけていた装飾花も今はすべてが緑色に溶け込んでいる。わずかに萼に残る色以外は。
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