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Friday, September 30
ブラシノキの花
九月尽秋を残暑が押し退けてブラシノキの花赤々と咲く
蘆花恒春園。水無川の暗渠が都立公園の南側を通っている。
園内で咲いていたブラシノキの花。秋に咲く花もあるようだ。
イメージは秋より残暑かな?
Thursday, September 29
ヘクソカズラの花
屎葛その花まじまじ見てみると赤紫の傷口みたい
ヘクソカズラの花。酷い名前だが、万葉の昔から「屎葛」と呼ばれていたようだ。
さうけふに延(は)ひおほとれる屎葛絶ゆることなく宮仕へせむ
さうけふ(そうきょう)とはジャケツイバラ。ヘクソカズラのように強くたくましく宮仕えしよう、みたいな歌。
何となくヤケクソな決意のようにも聞こえるが…。
臭いはともかくその花もよく見ると流血めいていて不吉ではないか。
Wednesday, June 8
ノウゼンカズラ
梅雨の間に鮮やかな赤 よく見るとノウゼンカズラ足もとに咲く
いつ雨が降り出してもおかしくない梅雨空。いつもの緑道の植え込みに真っ赤な花が一輪。見るとノウゼンカズラの花。
盛夏に高いところで見る花というのは、単なる先入観でした。
Thursday, June 2
ザクロ
鮮やかな赤に呼ばれて庭木見るとザクロの花咲くウインナーみたく
元農家のような家の裏庭に二階まで届くザクロの木。横から見るとウインナーのような形がユーモラス。花弁が落ちたあとの形は「タコウインナー」にそっくり。
そのうち「タコウインナーの木」と呼ばれるかも。
こちらは職場で見つけたタブノキの実。羽子板の羽根に似ている。
Monday, January 31
沈丁花のつぼみ
たくさんの赤紫のつぼみたち沈丁花の花開く日は近い
だんだんと日が長くなってきた。ふと見ると植え込みに赤紫のジンチョウゲの蕾がたくさん見える。春はそこまで来ている。
Monday, January 17
いいぎりの
いいぎりのあかいみやつぱりまづいのかひよどりちよつとついばんでさる
イイギリの赤い実やつぱり不味いのかヒヨドリちよつと啄んで去る
烏山。絵画教室のイイギリを見に行ったら鈴なりの実がほぼそのまま残っていた。しばらく見ていたらヒヨドリが一羽やって来て実を啄んでいる。しかし2,3口食べるといなくなった。やはり赤い実は見掛け倒しで不味いようだ。できるだけたくさんの鳥に少しずつ種子を運んでもらおうという戦略らしい。赤に惹きつけられる鳥を笑えない。
Sunday, January 9
とほめにも
とほめにもまつかにみえたもちのきのみはきえしゆしたちもうすだつたか
遠目にも真つ赤に見えたモチノキの実は消え種子たちもう巣立つたか
用賀。久しぶりに見ると真っ赤な実をたくさんつけていたモチノキの実が見えない。きっと鳥たちに食べられて種子散布の旅に出たのであろう。
Sunday, November 21
そのあかは
そのあかはうちみのやうないろだけどさるすべりだつてもみぢするのだ
その赤は打ち身のやうな色だけどサルスベリだつて紅葉するのだ
夏から秋にかけて花をつけていたサルスベリも落葉の時期となった。見ると紅葉している葉もあるが、その色はどす赤い。アントシアニンが足りないのかもしれないが、紅葉は木全体を守る仕組みだ。人間の審美眼など知ったこっちゃない。
ふとみるとくろがねもちのしろいみきにともだちまーくのやうなめがある
ふと見るとクロガネモチの白い幹に「ともだちマーク」のやうな目がある
赤い実をつけているクロガネモチ。その白っぽい幹にはひっかき傷のようなラインが目につく。なかにはあの二十世紀少年の「ともだちマーク」の不気味な目のようなものがあって、見ていると「ともだち」にされそう。
Tuesday, November 2
あいされる
あいされるものはかよわくすてられるものはづぶといひめじよおんさく
愛されるものはかよわく捨てられるものは図太いヒメジョオン咲く
近所の遊歩道。一面の草むらにヒメジョオンの花が元気に咲いている。きれいな花だがどこにでも咲いているせいか、あまり注目されない花。
やぶがらしにかくれてまつかなはながさくうきつりぼくもざつさうのうち
ヤブガラシに隠れて真つ赤な花が咲くウキツリボクも雑草のうち
植栽の上に一面にヤブガラシ。その中に隠れるように鮮紅色のウキツリボクの花のがくが見える。今は場違いな光景だが・・・。
Thursday, October 28
らふそくの
らふそくのかたちのあかいまねつちあわみやうはあらげくわえんさうとか
蠟燭の形の赤きマネッチア和名は粗毛火焔草とか
いつもと違う道。いろいろな草花が華やかな庭先。見覚えのある花の名を調べてみると和名の方が分かりやすいがちょっと使いたくない名前。
きじつまへとうへうにいくみちすがらこばのせんなはいまはなざかり
期日前投票に行く道すがら小葉のセンナは今花ざかり
衆院選の期日前投票に行く。いつもは通らない道を行くと目新しい草木との出会いがある。新しい名前も覚えた。小葉のセンナさん。花言葉は「輝かしい未来」。
Thursday, September 23
あかきみの
あかきみのぱくりとわれてくろきたねひつつきたればごんずいとしる
赤き実のぱくりと割れて黒き種ひつつきたればゴンズイと知る
赤い実と黒い種子という組み合わせが目立つので、すぐにこの木と知れる。代々木公園の木が馴染みの木だったのだが。
たそがれのもりをあるけばまちにきかぬつくつくぼふしきそひてなけり
たそがれの森を歩けば街に聞かぬつくつくぼふし競ひて鳴けり
蝉の声が聞かれなくなった。久しぶりに近所の保護林に入るとけたたましいほどツクツクボウシが鳴き競っている。
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