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Sunday, March 27

セイヨウタンポポ


朝つぼみ割れて中からライオンの歯が飛び出すかタンポポの花


二子玉川の堤。タンポポの花とつぼみ。花は朝咲いて夜は閉じるそうだ。

ダンデライオン(ライオンの歯)と呼ばれるのは花ではなく、そのギザギザの葉らしい。

Tuesday, January 11

いまだはを


いまだはをたくさんのこすはりえんじゆきつとそのねはすいみやくをしる

いまだ葉をたくさん残すハリエンジユきつとその根は水脈を知る

二子玉川。用水路の跡と思われる散歩道。何本かのハリエンジュが立ってるが、そのうちの一本だけがまだ葉を残している。それも少なからず。根が水を十分に吸い上げることができるからだろうか。

Tuesday, December 21

かなあみに


かなあみにきのかたまりがのこつてるかれたさくらのせいれいみたいに

金網に木の塊が残つてる枯れた桜の精霊みたいに

二子玉川。金網に食い込んでいる木の塊。桜らしいが、おそらく枯れて本体は伐り倒されたのだろう。その太さと傾きから桜の樹形が偲ばれる。


しつぱいをのぞむからだがぐうぜんをよそほひこころをさいきどうする

失敗を望む躰が偶然を装ひ心を再起動する

いろいろな失敗。多くは偶然によって起きる。その偶然さえなければと悔しく思うが、その失敗がなければもっと酷いことが起こったかもしれない。失敗で元気になる人はいない。意気消沈は自分を取り戻す時間。

Saturday, December 4

こはるびを


こはるびをせなかにうけてぐちをきくわたしはそつとふぢだなをみる

小春日を背中に受けて愚痴を聞く私はそつと藤棚を見る

兵庫島のベンチで。同じ立場であればその愚痴に私も心が動いたであろう。愚痴は悪口ではないが、やはりどこかでそれは止めなければならない、無限のループに陥る前に。枯れかかった藤棚をそっと見上げた。


うまれてもひたすらたへてしゆしのこすそれもいつしやうなづなのやうに

生まれてもひたすら耐へて種子残すそれも一生ナズナのやうに

『したたかな植物たち』を読む。ナズナは、秋冬はロゼットで地面に張り付いて寒風に耐え、春になると大急ぎで茎を天に伸ばし花を咲かせ種子を残してあっという間に消えていく。短い波乱の一生だという。(個体によっては秋まで花をつけているノンビリ屋さんもいるらしいが・・)