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Saturday, July 30

ウチワゼニクサ


多摩川の堰堤近くの水際にはウチワゼニクサばかりが茂る


多摩川の登戸近くの堰堤。その手前の水辺に来てみた。いつも車窓から見ていた風景。

気持ちのよい川風が吹いている。足元には見慣れない草が繁茂している。かつて見たことのない草。調べてみるとウチワゼニクサといって、もとはアクアリウムで栽培されていた水草らしい。

川の風景も変わっていく。

Thursday, January 20

えだいつぱい


えだいつぱいそらにひろげてけやきたちせいせいしてるふゆばれのけふ

枝いつぱい空に広げてケヤキたち清々してる冬晴の今日

多摩川付近。ケヤキの木が大きく枝を広げている。いわゆる箒の形のケヤキらしい樹形も広々とした場所のケヤキの特権だろう。

Saturday, January 8

きはひとや


きはひとやいきものたちのせいめいのささへせんのきなぜきられるか

木は人や生きものたちの生命の支へ千の木なぜ伐られるか

多摩川せせらぎ公園。久しぶりに行くと工事中だった。何の工事かとネットで調べるとせせらぎ公園内の木を大量に伐採して体育館を建てる計画があるという。1300本近くの木が伐採されるようだ。暗澹たり。

Friday, October 22

ながれゆく


ながれゆくしやさうのけしきはつとみるきくいものはなむれてさきたり

流れゆく車窓の景色はつと見る菊芋の花群れて咲きたり

仕事で移動中の電車の中。ぼんやりと車窓の外の風景を見ているとさっと黄色い花たちが見えた。どうやらキクイモの花らしい。


てつけうをわたればかはらのくさむらのいろあひすでにこげはじめたり

鉄橋を渡れば河原の草むらの色合ひすでに焦げ始めたり

京王線で多摩川を渡る。分倍河原あたりの河原が河原らしい風情。ススキやセイタカアワダチソウ以外はやはり枯れ色に近くなってきた。

Sunday, October 3

たまがはを


たまがはをみおろすほーむにもんきてふふきあげられてあらがひとべり

多摩川を見下ろすホームに紋黄蝶吹き上げられて抗ひ飛べり

二子玉川駅のホームから下の兵庫島公園がよく見える。暖かい風に吹き上げられたのか、モンキチョウが目前に現れて流されていった。


いへのあとのぐわれきのやまにところせくたつやうしゆやまごばう

家の跡の瓦礫の山に所狭く立つ洋種やまごばう

用賀あたり。取り壊された人家の跡地をヨウシュヤマゴボウが大きな顔、ではなく葉をして占有していた。よほど成長が早いのか。

Wednesday, September 1

たけきかほ


たけきかほなれどやさしきものもありやをらみつすふまるはなばちは

猛き顔なれど優しきものもありやをら蜜吸ふマルハナバチは

見た目は怖そうでも案外優しい性格の人がいるように、マルハナバチも攻撃的ではないという。


たまがはのかはらなつかしぽつねんといまもたちたるおにぐるみのき

多摩川の河原なつかしぽつねんと今も立ちたる鬼胡桃の木

久しぶりに車窓から見た河原。昔木々を訪ねて歩いたときに近くで見たオニグルミの木がそのままの姿で立っていた。