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Friday, January 7

すいせんの


すいせんのはなはぐにやりとあたまたれみえないゆきがまだあるみたい

スイセンの花はぐにやりと頭垂れ見えない雪がまだあるみたい

雪の翌日。日陰にはまだ雪が残っている。スイセンの花は頭を垂れている。そうやって柔軟に雪をやりすごしているのかもしれない。

Saturday, January 1

初富士


丹沢の山並みくつきり後ろからちよつと頭が見えて初富士

元旦。駅舎が新しくなった駅。ギャラリーから丹沢の山並みがくっきりと見える。夕日に照らされて富士山の頭が少しだけ見える。初富士。

Thursday, November 25

やまなみの


やまなみのむかうにしろいあたまだすふじさんよろしくおねがひします

山並みの向かうに白い頭出す富士さんよろしくお願ひします

八王子。気になっていた山並みの向こうの山はやはり富士山だった。冠雪した頭が少しだけ山際から出ているのでわかった。富士山を見つけると見守られている気分になる。まるで天然の社。

Monday, September 20

かぜふけば


かぜふけばづじやうにさやぐぽぷらのははげしくみだれてひとはもおちず

風吹けば頭上にさやぐポプラの葉激しく乱れて一葉も落ちず

近所の公園のポプラの木。まだ暖かさの残る風がその葉を激しく揺らしている。このにぎやかな葉音にも進化生物学的な意味があるのか。


ゆふぐれをかへればすずめのなくをきくおやどははななききんもくせいか

夕暮を帰れば雀の鳴くを聞くお宿は花なき金木犀か

雀の鳴き声がキンモクセイの木の中から聞こえてくる。たぶんそこが雀のお宿なのだろう。下に行くと落花が芥のように落ちていた。

Saturday, September 4

たいりんの


たいりんのひまはりかうべをおもくたれふたたびひのめをみることありや

大輪の向日葵頭を重く垂れ再び日のめを見ることありや

大きな頭のヒマワリの花。盛夏にはしっかりと太陽をとらえていたのであろう。焼け焦げたように頭を垂れている。


いちやうのみさらにじゆくしてきみまじるいつまでなくやつくつくぼふし

いちやうの実さらに熟して黄みまじるいつまで鳴くやつくつくぼふし

九品仏の浄真寺。大イチョウの木の実が目立つようになってきた。境内にはツクツクボウシが切羽詰まったように鳴いている。