怒濤のように始まった四月。やっと落ち着きを見せる日常。職場からの帰り道に足を止めて早くも咲き出したフジの花を愛でる余裕も出てきた。
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Monday, February 28
Monday, February 7
Friday, January 7
Thursday, September 16
としごとに
としごとにおもひいだせぬなのふえてしればなつかしきやぶめうがのみ
林の中を歩き回っていたころ、よく見かけたヤブミョウガ。その名前を知って過去へのつながりがもどってきた。
年ごとに思ひ出せぬ名の増えて知れば懐かしき藪茗荷の実
林の中を歩き回っていたころ、よく見かけたヤブミョウガ。その名前を知って過去へのつながりがもどってきた。
なつすぎてひともわするやまどのそとだいだいいろのごーやぞたるる
夏の間は日除けカーテンとなっていたゴーヤの葉もすっかりまばらになって、その中に橙色の巨大な実がぶら下がっている。
夏過ぎて人も忘するや窓の外橙色のゴーヤぞ垂るる
夏の間は日除けカーテンとなっていたゴーヤの葉もすっかりまばらになって、その中に橙色の巨大な実がぶら下がっている。
Saturday, September 4
たいりんの
たいりんのひまはりかうべをおもくたれふたたびひのめをみることありや
大きな頭のヒマワリの花。盛夏にはしっかりと太陽をとらえていたのであろう。焼け焦げたように頭を垂れている。
大輪の向日葵頭を重く垂れ再び日のめを見ることありや
大きな頭のヒマワリの花。盛夏にはしっかりと太陽をとらえていたのであろう。焼け焦げたように頭を垂れている。
いちやうのみさらにじゆくしてきみまじるいつまでなくやつくつくぼふし
九品仏の浄真寺。大イチョウの木の実が目立つようになってきた。境内にはツクツクボウシが切羽詰まったように鳴いている。
いちやうの実さらに熟して黄みまじるいつまで鳴くやつくつくぼふし
九品仏の浄真寺。大イチョウの木の実が目立つようになってきた。境内にはツクツクボウシが切羽詰まったように鳴いている。
Saturday, August 28
せんなりの
せんなりのみたるるえごのきのみきにせみはりつきてはやなきいそぐ
広場のエゴノキにたくさんの実が垂れて秋めいてきた。その幹で鳴いているアブラゼミは本懐を遂げたのだろうか?
千なりの実垂るるえごのきの幹に蝉はりつきてはや鳴き急ぐ
広場のエゴノキにたくさんの実が垂れて秋めいてきた。その幹で鳴いているアブラゼミは本懐を遂げたのだろうか?
まきつくるもののなければかるというふやぶからしやぶからさでいく
ヤブカラシは繁殖力がすさまじく藪を枯らすほどだというが、実際はそうではないようだ。名は体を表さず。
巻きつくるもののなければ枯るといふ藪からし藪枯らさで生く
ヤブカラシは繁殖力がすさまじく藪を枯らすほどだというが、実際はそうではないようだ。名は体を表さず。
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