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Friday, December 24

いしとりゐ


いしとりゐたけとまつのえゆははれてたけがうへでもしようちくといふ

石鳥居竹と松の枝結ははれて竹が上でも松竹と言ふ

等々力の神社。正月飾りか、竹と松の枝が大きな石鳥居に結わえ付けられている。来る正月にはこの神社にも参拝者が溢れかえるのだろう。


ばうねんくわいふえうふきふかにんげんはひとのまにゐてひとであるもの

忘年会不要不急か人間は人の間にゐて人であるもの

今日はサークルの忘年会。二年ぶりである。数日前に亡くなった人の話も出た。寿命かもしれないが、あるいはコロナ自粛がなければ今でも元気でいられたかもしれない、などと思ってしまう。人間らしいとは、人の中で活動することではないだろうか。人らしいとは言わない。

Tuesday, November 30

なぜそんな


なぜそんなかたちかせいたかあわだちさうそのくきくらんくじやうにまがつてる

なぜそんな形かセイタカアワダチソウその茎クランク状に曲がつてる

いろんな葉が枯れて隠れていたものが見えてきた。あるセイタカアワダチソウの茎が、驚いたことにクランク状に曲がって立っている。どんな経緯があってその茎が曲がったのか気になる。いずれにしても逞しい奴だ。


そのもちのみきにあるもんやうはさるのおしりのあなそのもの

そのモチノキの幹にある文様は猿のお尻の穴そのもの

等々力。モチノキ科の木の幹はいろいろな模様があって面白い。そのモチノキの文様がどう見てもそう見えるのは私の心が汚れているからか?

Monday, November 8

しちごさん


しちごさんらしいかぞくがはれやかにとほればきづたもいろづくしぶく

七五三らしい家族が晴れやかに通ればキヅタも色づく渋く

等々力の神社あたり。七五三らしい家族が晴れ着を来た女の子を中心にやって来る。その華やかな色と渋いキヅタの紅葉。取り合わせの妙だ。


くすのきのたいぼくのもとあちこちにみがちらばつてゐるくろびかりして

クスノキの大木の下あちこちに実が散らばつてゐる黒光りして

神社のクスノキの大木。その下に黒い実が散らばっていて黒光りしている。落ちてもしっかりと力のある実だと感心した。

Monday, August 30

とどろきの


とどろきのとあるやしろのふるぐすはねこぶのだいなりふぐりのごとく

等々力のとある社の古楠は根こぶも大なりふぐりのごとく

古いクスノキの根には大きな瘤ができることがある。病気だとも過剰発育だとも言われるがいずれにしてもユーモラスな形だ。


よひやみのせまるあしはらろくまんのつばめつどひくへいぜいきゆうしに

宵闇の迫る葦原六万のつばめ集ひ来平城宮址に

新聞で読んだ話。平城京跡には行ったことがあるが昼間だったので気づかなかった。何十年も調査しているボランティアの人たちがいるという。