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Tuesday, May 17

キキョウソウ


キキョウソウその名に合うのは色だけでつぼみのままなら段々桔梗か


紫の小さな花をつける野草。キキョウソウ(桔梗草)というらしいが、花や葉の形はまったくキキョウに似ていない。

この草はまわりの草から抜きん出ように背丈を伸ばして段々に葉と花をつけていく。

花が開く前のつぼみの状態なら桔梗に似てなくもない。

だんだんと桔梗になっていく?

Tuesday, May 10

マメグンバイナズナ


マメグンバイナズナという名は言い得て妙 軍配みたいな実の可愛らしさ


立ち止まってしばらく見ていないと雑草たちの魅力は分からない。今日はマメグンバイナズナの花と実を堪能した。

漢字で書くと「豆軍配薺」だが、これはちょっといかめしいなあ。

Saturday, May 7

ハハコグサ


黄色い花子どもに見えるハハコグサ かつて日本も子だくさんの国

道端で咲くハハコグサの花。名前のイメージで見てしまう。黄色い小花が子どもたち。

子どもたちがひしめいていた時代が懐かしい。

Thursday, April 21

アメリカフウロ


葉の形気になりその名を調べたらアメリカフウロいい名じゃないか


京王線の線路際に咲いていた花。ゲンノショウコに似ている。花も悪くないが葉の形がよい。ネットを見ると同じように葉の形に惹かれる人がいた。ご同輩だ。

葉は紅葉するそうだ。

Thursday, December 16

ふみきりの


ふみきりのわきにはひとのなのついたぢざうぼさつとむらさきしきぶ

踏切のわきには人の名のついた地蔵菩薩とムラサキシキブ

烏山。小さな踏切のわきにある地蔵菩薩。いつも見ても手入れされている。人名がついているところをみると何かのいわれがあるのだろう。となりにはムラサキシキブが植えられていて枯れているがまだ実が少し残っている。このあたりには計画道路があるのだが、ここは大丈夫だろうか。


ばかなすとよばれるほどのばかでなしいぬほほづきはきやうじんなくさ

バカナスと呼ばれるほどのバカでなしイヌホウズキは強靭な草

線路脇の道。スキマを見つけてしっかり花をつけているイヌホウズキ。ナス科。有毒で強靭な雑草で人を悩ませるので「バカ」ナスとか「イヌ」ホウズキと蔑称される。草木たちには関係のない話。(後日見てみるとその姿がなかった。抜き取られてもまた再生するはず)

Tuesday, November 23

こうゑんの


こうゑんのなんきんはぜはこうえふしわたしのなまへをよぶひとがゐる

公園のナンキンハゼは紅葉し私の名前を呼ぶ人がゐる

公園のナンキンハゼの紅葉が始まっている。見惚れていると突然名前を呼ばれた。ベンチのその人の声で何のためにここにいるのか思い出した。

Tuesday, November 16

あちこちで


あちこちでみかけてきになるきみのなはほそばひいらぎなんてんだとか

あちこちで見かけて気になる君の名はホソバヒイラギナンテンだとか

あちこちの植栽でよく見る特徴的な黄色い花。気になっていたが、調べてやっとわかった。たぶん昔は知っていた名。

Thursday, October 28

らふそくの


らふそくのかたちのあかいまねつちあわみやうはあらげくわえんさうとか

蠟燭の形の赤きマネッチア和名は粗毛火焔草とか

いつもと違う道。いろいろな草花が華やかな庭先。見覚えのある花の名を調べてみると和名の方が分かりやすいがちょっと使いたくない名前。


きじつまへとうへうにいくみちすがらこばのせんなはいまはなざかり

期日前投票に行く道すがら小葉のセンナは今花ざかり

衆院選の期日前投票に行く。いつもは通らない道を行くと目新しい草木との出会いがある。新しい名前も覚えた。小葉のセンナさん。花言葉は「輝かしい未来」。

Wednesday, October 20

しよくさいの


しよくさいのしたくさすつかりかりとらるぎもんのくさはのいちごならんか

植栽の下草すつかり刈り取らる疑問の草は野苺ならんか

よく見る広場の植栽の下の草々が今日見ると刈り取られていた。それに気づく人はほどんどいないだろう。あれはノイチゴだったのだろうか。


じゆもくにもなふだをつけしものありてなをみてむかしのことおもひいづ

樹木にも名札をつけしものありて名を見て昔のこと思ひ出づ

植栽の樹木に名札がついていることに気づいた。すでに知っているものが多いが、ヤマモモやエゴノキなど葉だけでは分からないものもあった。

Wednesday, October 6

えごのきの


えごのきのこずゑにひよどりなきさわぎそのみはわれてたねおちんとす

えごの木の梢にひよどり鳴きさわぎその実は割れて種落ちんとす

エゴノキの実は有毒。ヤマガラは上手に実を割ってその種を食べると言うが、ヒヨドリは実が落ちるのを待っているのだろうか。

はのみにてそのくさのなをしるはかたくたまさかはなのさくをみてしる

葉のみにてその草の名を知るは難くたまさか花の咲くを見て知る

ずっと気になっていた大きな葉。あれでもないこれでもないと思いながら半月。やっと花が咲いている葉を見つけた。ボタンクサギらしい。

Monday, October 4

ふみきりの


ふみきりのわきにかたまるゑのころぐさにしびをあびてみなかがよへり

踏切の脇にかたまる狗尾草西日を浴びてみな耀へり

西日が早く落ちるようになってきた。穂先が垂れるのはアキノエノコログサだというが、仲よくかたまって夕風の中で輝いている。


きみのなはととふことかなはぬくさのなをしるときちきのごとくなりぬ

君の名はと問ふことかなはぬ草の名を知るとき知己のごとくになりぬ

最近は道草(道端でみかける草)の名前を調べるようになった。人間でもそうだが名前を知らなければ親しくなれない。

Thursday, September 30

あれはてし


あれはてしにはこそよけれなにしおふはきだめぎくのはなさもきたり

荒れ果てし庭こそよけれ名にし負ふはきだめ菊の花も咲きたり

近所に荒れ果てた庭があるが、いろいろな草が繁茂して雑草天国となっている。牧野博士がはきだめで見つけたという花も咲いていた。


ろめんにはふみちらされしいちやうのみたねのみとりさるひとありぬべし

路面には踏み散らされしいちやうの実種のみ採り去る人ありぬべし

職場のまわり。イチョウの実で路面が汚く汚れている。雌イチョウがこんなところにと思ったが、知る人ぞ知る狩り場かもしれない。

Thursday, September 16

としごとに


としごとにおもひいだせぬなのふえてしればなつかしきやぶめうがのみ

年ごとに思ひ出せぬ名の増えて知れば懐かしき藪茗荷の実

林の中を歩き回っていたころ、よく見かけたヤブミョウガ。その名前を知って過去へのつながりがもどってきた。


なつすぎてひともわするやまどのそとだいだいいろのごーやぞたるる

夏過ぎて人も忘するや窓の外橙色のゴーヤぞ垂るる

夏の間は日除けカーテンとなっていたゴーヤの葉もすっかりまばらになって、その中に橙色の巨大な実がぶら下がっている。