canta diem
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Tuesday, December 28
はだかぎの
はだかぎのこずゑにみどりのいのちありやどりぎみつけてだいきちとする
裸木の梢に緑の命ありヤドリギ見つけて大吉とする
冬の樹木観察の楽しみの一つは、ヤドリギを見つけること。なかなか見つけられなかったが、今日クヌギの裸木の梢にこんもりした緑を発見。よいお告げを聞いたような気分。
Monday, December 27
さやうなら
さやうならはなかたばみのはなぞのよさいごにさくはなみんなのはな
さやうならハナカタバミの花園よ最後に咲く花みんなの花
近所。ハナカタバミの花園。見てみるとこの寒さに葉はすっかりやられて変色し萎れつつある。中央で花が一、二輪弱々しく咲きかけている。
Sunday, December 26
こうばいの
こうばいのつぼみそろそろみえはじめどこにもゐるよけいわいのはな
紅梅の蕾そろそろ見え始めどこにもゐるよKYの花
用賀。生産緑地らしい一画。梅の木に赤い蕾がいくつも見えている。その中に何を勘違いしたのか花が一輪。まだちょっと早いかな。
びわのはなぢみでめだたぬはなだけどめじろはめろめろいりびたつてる
ビワの花地味で目立たぬ花だけどメジロはメロメロ入り浸つてる
大きなビワの木。目立たない花が上の方に咲いている。人は注目しないが、よほど蜜が美味なのか、メジロが何羽も来てしきりに花蜜を吸っている。メジロは繁る葉の中から出てきて蜜を吸ってはまた中に戻っていく。立ち止まって見ていないと分からない。あまり人通りがなくてよかった。
Saturday, December 25
なつかしの
なつかしのぷらたなすあゝよこえだにほじょぎそへられえうかいごなり
懐かしのプラタナス嗚呼横枝に補助木添へられ要介護なり
新宿御苑。久しぶりに見たプラタナス(モミジバスズカケノキ)。すっかり老木となって横枝に補助木が2本も添えられて何とか立っている。まだ実がいくつもぶら下がっているが、頑張って長生きしてほしい。
をんしつのきぎはかはらずかはりしはわかきひとらのなんともおほき
温室の木々は変はらず変はりしは若き人らの何とも多き
こちらも久しぶりの温室。建物が新しくキレイになっていた。中の木々はそれほど変わっていないが、若い人が驚くほど多い。そうか今日はクリスマスだなあ。それにしても若者が来るような場所ではなかったと思うのだが、時代が変わったんですねえ。
Friday, December 24
いしとりゐ
いしとりゐたけとまつのえゆははれてたけがうへでもしようちくといふ
石鳥居竹と松の枝結ははれて竹が上でも松竹と言ふ
等々力の神社。正月飾りか、竹と松の枝が大きな石鳥居に結わえ付けられている。来る正月にはこの神社にも参拝者が溢れかえるのだろう。
ばうねんくわいふえうふきふかにんげんはひとのまにゐてひとであるもの
忘年会不要不急か人間は人の間にゐて人であるもの
今日はサークルの忘年会。二年ぶりである。数日前に亡くなった人の話も出た。寿命かもしれないが、あるいはコロナ自粛がなければ今でも元気でいられたかもしれない、などと思ってしまう。人間らしいとは、人の中で活動することではないだろうか。人らしいとは言わない。
Thursday, December 23
でんしよくを
でんしよくをまかれたしらかしぼこぼこにされたかのやうこぶびやうらしい
電飾を巻かれたシラカシぼこぼこにされたかのやうこぶ病らしい
烏山の街路樹。シラカシらしい木に電飾が巻きつけられている。ある木の幹がこぶだらけになっている。どうやらシラカシ幹こぶ病と病気らしいのだが、なにか手当はないのだろうか。
ふじさんがみえなかつたねといふこゑすゑんじらわたるちいさなふみきり
富士山が見えなかつたねと言ふ声す園児ら渡る小さな踏切
烏山の踏切。園児らを連れた保母さんらしき女性が「今日は富士山が見えなかったね」と言っている。この線路の先に富士山が見えるのだろうか。方角的にはそうだ。今度晴れている日に見てみよう。
Wednesday, December 22
ほとけのざ
ほとけのざまだはなつけてるせんろわきかべありかぜなくひあたりもよく
ホトケノザまだ花つけてる線路脇壁あり風なく日当たりもよく
烏山。線路脇に背の低い壁があってその前がホトケノザの群生地となっている。まだ花をつけているものもある。不動産ではないが、雑草には夢のような立地条件。ただ残念ながらここは計画道路に当たっている。
せいれいのじだいはおはりとちのみもおにぐるみのみもただものとなる
精霊の時代は終りトチの実もオニグルミの実も唯物となる
『土偶を読む』読了。土偶は「植物の精霊」を人体化したものだという斬新な内容だった。トチの実もオニグルミの実も縄文人の貴重な食料でそれをフィギュア化した土偶があったという。他にもイネやヒエといったの穀物、ハマグリなどの貝類も含まれるそうだが、現代人がそれらの中に精霊を見ることはもはやない。
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